公立高校の定員減/付属校に進学して丸儲けしよう!
芦屋高校・東灘高校の定員が40人減らされます
神戸・御影・葺合・六甲アイランドの定員は変わりません。まあ、簡単に言うと神戸1学区の東部の中・下位の公立高校の定員が減らされたわけです。だから、通知簿3とか4とかで行ったり来たりをしている生徒には大きなダメージになります。
弱肉強食の経済界の流れが教育にまで及んできた気がします。芦屋高校などは、ほぼ通知簿がオール4近くないと合格できなくなるかもしれません。
どうせ私学に行くならできれば大学付属高校に進んだ方が良い
ということは仁川や報徳などの中位私立に流れる生徒が40人増えるということですね。私としては、このクラスの生徒は大学受験をしても厳しい結果になることが多いので、どうせ私立に行くのなら、できれば大学付属高校に進んだ方が良いと思います。
芦屋高校では、クラスで5番くらいにいないと関学や関大は難しいし、クラスで10番くらいにいないと甲南大学や武庫川女子大は難しいと思います。仁川や報徳でも同じです。ただ、こういう私立は特進コースなどがあるので学校全体の進学実績はかさ上げされていますが、芦屋高校レベルの子供が高校から進むコースなら進学状況は芦屋高校と同じです。
ということは、中学時代に少し頑張って甲南や武庫川の付属に進んだ方が良いと思いませんか?「芦屋高校ギリギリやな?」なんて考えているんだったら、高校で30人ゴボウ抜きしてクラスで5番に這い上がって関学や関大はどうせ無理なんですから。
しかし、酷い国になりましたなぁ/でも付属校で丸儲けという手もあります
でも、経済的な面で、出来れば公立高校に行けたらというご家庭も多いわけで、そういう生徒が授業料の高い私立に進むとに通えなくなります。ますますハンデを背負わなければいけなくなります。消費増税に加えてコロナでリストラが加速している今、公立校の定員削減なんかするのはどうかと正直に思います。
でも、どうせなら、多少他のことは我慢しても、付属校に進ませてあげましょう。中学で少し頑張れば甲南や武庫川なら入れます。3年間の公立との費用差は百万円ほどです。百万円の投資でマトモな企業に勤められる学歴が買えるんですから、悪い話ではないと思うんですよ。
それに、付属校なら塾などに行かなくてもそこそこの成績ならよいわけで、そうすれば公立校で塾に行かせて尻を叩く方が返ってお金がかかります。それに塾に行かせても、芦屋高校ギリギリなら甲南や武庫川は無理な事が多いわけです。そう考えれば、悪い話じゃないと思うんですよ。
現状をよく考えて、「芦屋高校で頑張れば・・・」なんて思わないようにしましょう
ところが、中学で塾に行かせて尻を叩いて成績が上がったからと欲をかいて「じゃあ、芦屋高校に進んでもっと上の大学を・・お金も学歴も丸儲け。」という親御さんはとっても多いです。ほとんどが、失敗することになります。なんせクラスで10番で甲南ですから、30人は失敗してまともな企業への就職の道は閉ざされるわけです。
中堅の公立高校で、大多数は勉強もせずに遊び惚けます。優等生もいた中学で適当なことをしていた生徒が、優等生が抜けて遊び惚ける友達に囲まれる中堅公立高校で自分だけ頑張るはずなんかありません。ベネッセの調査「高校生の学習時間」の通りでございます。3割の生徒が宿題以外の勉強時間ゼロ、30分以下が15%、併せてほとんど勉強しない生徒が45%を占めます。
塾に通っていた中学時代より、学習は難しくなるのに、もっと勉強しなくなるんです。中学生なら親が強権発動で塾に放り込んで無理やり勉強もさせられましたが、高校になるとそうはいかなくなるんです。相手も自己主張し出しますから。無理やり塾に押し込むのはもうムリなんです。
で、受験を避けて、死亡すれば全員合格できる定員割れのFランク大学へ自己推薦で無試験合格の生徒が65%を占めるんです。芦屋高校はこの中にドップリトと浸かっています。だから、急激な少子化と学部新設の定員増で親世代の甲南大学レベルに落ちている関学や関大に上位1割程度の生徒しか受からないんです。「関西学院大学は親世代の甲南大レベル/それでも関学が名門になった理由」の通りでございます。
欲をかくと失敗するのは、仕事も子育ても同じでございます。