中学受験や高校受験をターゲットにするな/燃え尽き症候群・勘違い症候群はヤンキーを生む

中学受験や高校受験を目標にする保護者/最悪です

中学や高校なんかどこに入っても大差ありません。医学部や東大に行くというのなら別ですが、大阪大学や神戸大学ごときはどの高校からでも入れます(除:医学部)。だって、数学で言えばチャート式と数研の入試問題集ぐらいできていればいいんでしょ?大阪大学ではそれ以上の内容も出ますが、正直に言って、そんなところまで手が回り、入試で実際に解ける生徒など医学部を除いてほとんどいないと思います。

じゃあ、公立高校に行って頑張れば十分じゃん。神戸高校に行けば上位2割くらい、御影高校でも上位1割に入れば、神戸大学には入れますよ。何も小学校から中学受験で尻を叩かなくたって・・・。「進学塾や進学校の生徒が抱える学習問題・・根っこは親です」「進学校の生徒が普通の高校の生徒に追いつかれる理由」に書いた通りです。

医学部や東大に行くというのは、中学や高校の教育内容が良かったからですか? 私は違うと思いますよ。生徒のデキが良かったからです。そんな子供なら、公立中学に入っても神戸高校に進んで相応の大学に行きますよ。このロジックは、進学校も進学塾も同じです。だから、上位の生徒の進学実績に感心して「あそこには特別な授業がある」と勘違いしている親御さんは哀れです。下位で入学し、下位のクラスに放り込まれ、落ちこぼれて切り捨てられて、惨憺たる結果を味わうはずです。

燃え尽き症候群を起こす子供たち

仮に中学受験や高校受験に成功しても、その成果が逆効果を引き起こす場合も多いです。特に中学受験の場合、「あの中学に入ると後は楽だから。」「いい大学に行けるから。」と遊びたい盛りの子供の尻を親は叩き続けるわけです。で、幸運にも合格したら、そこはお花畑でもなく、多少のんびりできることもなく、えげつないスピードで中学の学習が始まります。だって、通常の公立校では3年間かけて学習する内容を1年半で多くの進学校は終えるんですから。子供は「話が違う。」と思うのは当然です。

それに加え、まだ幼く脳の発育も十分ではない中学2年生の子供に、発育した高校生用の学習内容を高校生より速いスピードで投げつけられます。少しばかり優秀なくらいでは消化できず、公立高校より多くの落ちこぼれを生みます。小学校から頑張っても頑張っても許されず、今度は訳の分からない難問まで投げつけられ子供はイヤになるんですよ。それで、根っこからボキッと折れるんです。これが燃え尽き症候群です。「私が見た最悪の学校指導・・中2で青チャート、高3で白チャートを教える進学校」に書いた通りです。

今度は、親がいくら頑張れと言ったところで、騙され続けた子供は言うことは聞きません。それに、年齢的にも反抗期ど真ん中です。もう親は尻を叩けないんですよ。

それで、高校生の難しい学習に燃え尽きている間に、高校の学習はどんどん進まれて、本人が気づいた頃には手遅れになっている。公立校に進んでクラブを楽しみ、充実した子供時代を送っていたより、我慢の挙句に悲惨な結果を迎えるんです。

こういう子供が結構というか、かなり多いのはご存知でしたか?

勘違い症候群も併発する子供たち

いわゆる上位校に進んだ生徒は、親や先生から聞かされてきた「ウチの学校からは、東大にも京大にも進みます。」的な言葉を真に受けて「オレはエリートだ。」と考える子供もいます。その学校で真ん中あたりの成績ではろくな大学にも進めないことは、彼らには分かっていないんです。分かっていたとしても「オレが少し頑張れば、そんなもん・・」と勘違いしてる子供は、進学校ではかなり多いです。

それで、燃え尽き症候群とも相まって、満足に勉強もせずに、高校3年になって「そろそろやりますか・・・」と考えた頃には、もうにっちもさっちもいかなくなっていることに気づいて愕然とするんです。

そのことを、いくら私が言ってもエリートと勘違いしている子供には通じません。それに、親の言葉なんか、騙され続けてもう信用していません。学校は「ウチの学校で真ん中以下の成績は悲惨。」などと、口が裂けても言いません。

で、気がついたころには手遅れということになるわけです。

親は、こういうことを念頭に置いて進路選択すべき

塾から「この学校なら頑張れば入れます。」と言われ、学校説明会で「ウチからは京大〇〇人、阪大〇×人。」と言われて舞い上がり、その学校に子供を突っ込んだら何が待ち受けているか考えない親が多いというか、大半です。親の目標は中学受験や高校受験になっていて、中学や高校など大学受験のステップでしかないという一番重要なことを忘れているからです。

そして、中学や高校が大学受験のステップでしかないことに、上に書いたような子供の悲惨な状況を目の当たりにして初めて気づいて塾に駆け込んでくるんです。無理ですよ。親が受験するんじゃないんですから。燃え尽きて嫌気が差した反抗期真っ最中の子供が受験するんです。言うこと聞くと思います? 

劣等生を決めつけられて学校に嫌気が差してグレたその辺のヤンキーを更生させるのと、進学校に通っているし髪も染めていないという程度の差で、本質は変わらないんですよ。

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芦屋で500人以上の個別指導の実績を持つベテラン講師が、定額で、毎日何時間でも指導します。来塾時間も帰宅時間も制限はありません。クラブなどと両立してなるべく多くの時間を学習して下さい。