もうちょっとちゃんとした授業をやれ/現在完了も受動態もまともに教える教師はいない

今まで一人も答えられた生徒がいない重要文法

それは、現在完了の継続と現在完了進行形の違いです。高校生に現在完了進行形とは何かと聞くと、「少し前から今もやっていること。」と答えます。じゃあ、「中学校で習う現在完了の継続との違いはなんやねん?」と聞くと、違いが理解できる生徒はいません。

何故か? 現在完了の継続・完了・経験の用法の違いは、sinceやalreadyそれにmany timesなどの副詞(句)で区別すると、安易に中学校で教え、高校でもそれ以上のことは教えずに「現在完了進行形は少し前から今もやっていること。」と型で押したように教えるからです。

それどころか、現在完了の完了と過去形の違いさえ教えている教師は少ないです。

こういう授業をしておいて「今日は4コマ教えた、過重労働です。」なんて言う教師なんかクビにすればいいと思うんです。

で、私の塾では高校生にも最初から教え込む、もちろん中学から通っている子供には中学から教え込みます

それで、私は言うんですよ。 「外人は、sinceやalreadyやからって、継続や完了を認識してない。動詞の種類によって認識している。I have gone to Tokyo.って言ったら完了やと理解するし、I have lived in Tokyo.って言ったら継続やと判断する。それはgoが動作動詞でliveが状態動詞やからや。」

動作動詞は行為が短時間に終わるから、現在の状態は行為が完了した状態の継続を示しているわけです。have goneと言われたら「行った。」という言葉の裏に、「もうここにいない」というニュアンスが張り付いているわけです。「もうここにいない」のニュアンスが必要なければ、過去形のwentでいいんです。それさえ、学校では教えていない。

状態動詞とは、長期間動作が続く意味を持つ動詞です。like,love,know,live…などがあります。言い換えれば、「目の前で行われているところだ」というニュアンスがないので進行形にできない動詞です。だから現在完了にすると、その行為が今も続いている継続になります。

ところが、この動作動詞も状態動詞も教える教師など聞いたこともないです。面倒くさいからなのかどうか知りませんが、だから「sinceは継続ね!」と教えるしかないんです。ほんの5分もあれば教えられるんですがね。そのくせ、教科書の本文を生徒に音読の合唱をさせたり、無意味なことをしている。rとl、bとvの発音の違いも教えず、音読させて何が授業なんだ?

じゃあ、現在完了進行形は何なのか?

ところが、動詞の中には、動作動詞とも状態動詞ともとれる動詞があるんです。参考書の例文でよく上がるのがstudyです。だからI have studied.と言えば、「勉強し終わっている」完了なのか、「まだ勉強している」という継続なのか分からないわけです。

だから、明確に継続と伝えたいときに、I have been studying.と現在完了進行形にするか、I have studied for 2 hours.と継続を明瞭にする副詞句を入れる必要があるわけです。逆に、完了のニュアンスを明確に打ち出したいときには、I have finished studying.などになるはずです。

こういう英語の基礎を教えていないで、英会話に突っ走る英語教育は間違えている

他動詞と自動詞の意味を知る生徒もいません。だから文型もきちんと教えられません。だから、英作もできません。だから、英会話もできません。

I watch TV. はテレビを見るだが、She looks cute.は見るではないことも理解できません。She looks like a boy.では、形容詞しか補語に取れないlookという自動詞でlikeが名詞の前にある意味も分からず「~のように」とlikeを訳します。だから、look の後ろにはatをつけないと、見るという他動詞扱いはできないことも理解できないんです。

それに、受動態にも直せません。Who loves you?とWho do you love? の二文をキチンと受動態にできた生徒は、高校生でも私は知りません。神戸高校の生徒でも、六甲の生徒でもです。なぜなら「~される」と受動態を習うからです。文型をキチンと教えないので、「能動態の目的語を主語にするのが受動態。」と教えられないんです。だから疑問詞が入って単語の順番が主語と目的語がごっちゃになっていると、受動態にできません。試しにお子さんに聞いてみてください。この2文を受動態にできた生徒は、関西学院大学など余裕で受かります。

最初の分は主語がwhoで目的語がyouなので、you are loved by who.になって、疑問詞とbe動詞が前に出てWho are you loved by?になります。次の文は、主語がyouで目的語がwhoなので、Who are loved by you?になります。できたお子さんいらっしゃいましたか?こういうことが、あらゆる英語の分野で起こってきます。だのに、ネイティブにかぶれた英会話中心の授業が指導要領の改訂で来年度から始まります。文法を無視して喋れるのは、言語中枢の発達期に怒涛のように言語を浴びせかけられるネイティブだけです。日本人が英語を学ぶ場合、文法の後ろ盾がないことには理解できないし、話せません。

それにしたって、英文法の参考書に乗っていることを教えない教師ってなんなの

ここに書いてきたことは、高校で配られるどの英文法の参考書にも載っています。状態動詞や動作動詞は、新中学問題集という中学校の問題集にさえ乗っています。でもきちん教えられた生徒は、今まで見たことがありません。

「今日は3コマ授業があった。忙しい。死にたい。」とか、「クラブで休みの日がない。」とか「雑務で毎日残業。」とか言う前に、教師として一丁目一番地の授業で、まともなことをやれと思います。そんな文句を垂れるのは、その後です。

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