注意を聞かない子供たち/大人社会の反映か?

注意を聞かない子供たち:ひとつめ

これは本質的にダラシナイ子供たちです。注意をされるとその場は直すんですが、翌日になると同じことを繰り返します、原因は「忘れるから。」です。忘れることを毎日繰り返して、際限なく同じことを繰り返し、まったく向上しません。

別に難しいことではなくても、例えば「テキストをきちんと持ってくる。」「アルファベットや漢字は規則通り書く。」などということを、際限なく指導しなければいけません。公立中学なら、こういう生徒で通知簿3がつきます。親世代なら2がついていたでしょう。

原因は、優秀な子供のほとんどが中学受験で抜けて公立中学にいないため、このあたりの生徒が中央値に来るからです。親は「学校では普通」と思っているんですが、こういう生徒に勉強を教えて成績が上がると思います? おそらく誰が教えても無理ですよ。だから、こういう生徒は入塾してもらいません。

他人を無視できる子供・:ふたつめ

これは「塾講師が一番疲れる子供 中国の領土拡大を熟知する子供たち」に書いた子供たちです。自分のやりたいようにしたいから、教師や講師の注意を平気でスルーする。こちらがブチ切れると、少し指示通りやって、ほとぼりが冷めたらまた自分がやりたいようにやりだす。これを際限なく繰り返して、こちらが疲れるのを、あるいは諦めるのを待っているんです。それで、「まあ好きなようにしたら?」と放置すると「先生に認められた!」と主張しだし、そのラインを今度は紛争地にして、次なる「やりたいようにやる」境界線を広げていくわけです。

親がこういうことを何度も繰り返して根負けしてきて、やりたいようにやることを勝ち取ってきたからです。大人を舐めてるんです。

私は、こういう図々しい人間が大嫌いです。上記のことを本人に注意して、それでも舐めた真似を繰り返すようだと、塾を辞めさせます。だって、成績は上がらない上に、毎日毎日こういう子供を教えるのは気分が悪いからです。

大人の社会の反映か?

まず、「ひとつめ」の大人を、最近よく見ます。多いのは女性です。例えば、おしゃべりに夢中になると、このコロナ渦の中、どこでも大声で盛り上がりだす。注意やモラルなど頭からなくなるんです。でも、忘れているだけで、こちらがうやうやしく注意すると「あら、ごめんなさい~」とその場は止めるんですが、少し時間が経ってまた盛り上がってくると、全く注意のことなど頭から吹っ飛んで同じことを繰り返す・・・・大人になっても、直らんのだなぁ~と思います。逆に言うと、こういう方々でも日常生活をエンジョイできる日本の社会はまだ豊かなのだとも思います。

「ふたつめ」で多いのは中年の男性です。揉め事を嫌う周囲からは何も言われないのを知っていて、確信犯で自分がやりたいようにやります。このような方々です。出張先では、キチンとマスクをして気を付けていたはずですが、匿名で公の場だと「誰も何も言わねぇし・・」と、こちらが面倒ごとを避けるために黙っているラインまで土足でズカズカと入って来る。

結局は、「面倒だから」「関わり合いになりたくないから」という社会がこういう奴らを野放しにしている。同じように、学校でも塾でも「面倒だから」「そこまでして親に文句を言われたくないから」という環境が子供を野放しにしている。

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芦屋で500人以上、個別指導20年のベテラン講師が、毎日・全教科、中学生と高校生を指導します。御影高校・神戸高校、関西学院・同志社・神戸大学・大阪大学を目指す特進個別塾です。