学校の成績がいいのに、模試の成績が悪い高校生へのアドバイス

学校のテストと模試や入試問題は違うことを理解する

学校のテストでは、教科書やノートそれに問題集の基本問題をどれだけ暗記していたかが大きな成果につながります。応用問題への対応力を見るテストはそれほど多くありません。特に最近はその傾向が強い気がしています。

入試では応用力への対応が必要な数学でさえ、公式や解き方を丸暗記していないと対処できないように、計算問題や基本問題を数十とも出す教師が増えている。だから、学校の定期テストで良い点数を取るためには、例え数学であっても、ノートや教科書それに数多くの公式を丸暗記していないといけない。

けれども応用力を見る模試や入試では、そんな学習を積み重ねて来ても全く歯が立たないんです。

進学校でも、学校の成績最上位の、この両方の学習に対応できる生徒では、模試も進学も良い結果を残します。ところがその下のレベルでは、学校の成績と大学進学先が合わなくなって来る。両方やり切れない生徒が、どちらかの学習に絞るからです。もちろん、全教科学習しきれないので入試科目に学習を絞った結果、全教科で測る学校の成績が落ちるという場合も頻発します。

何故こんなことが起こるのか?

これには二つの原因があると思っています。一つは教師のエゴから起こります。授業中教えたことをキチンとおぼえているかの踏み絵を定期テストだと思っている教師が増えてきている気がします。「オレ様の行ったことを全部おぼえているな、ヨシヨシ・・」というテストを作りたいがために、学校で教えるレベルの基礎問題の数がテストでが多くなり、それに対応するために生徒は丸暗記学習にひた走るようになる。

もう一つは、中堅高校で起こります。こちらは、私は学校の先生に同情的です。「せめて授業で教えた基本問題くらいおぼえといてくれよな・・」という祈りにも似た気持ちから、このようなテストになるのでしょう。公立高校の45%の生徒は、学校外で30分も勉強せんのですから。「高校生の学習時間」というベネッセの調査では、教師のこの対応は致し方ありません。

ということで、学校の学習だけを真面目にしていても模試の偏差値は上がりません

例えば数学では、学校も定期テストが100分で基本問題30問だとしたら、模試や入試は同じ時間で応用問題5問です。ベネッセのようなそう難しくはない模試でも、医学部や京大に行くのでなければ、4問も解ければ十分なわけです。

だから、じっくりと時間をかけて題意を把握する学習をしていなければ模試や入試では対応できないんですよ。それに、学校のノート丸暗記でさまざまな解法を知っていて題意把握ができて式は立てられたとしても、そこから解答を進められない生徒は多いです。複雑な問題の条件や式の形状を見ながら場合分けをして、「これでエエんやろか?」と常に吟味しながら独力で解き切る力が育成されていないからです。

基本問題を数多く解いて基礎的な解法を知っているだけではなく、入試問題などを解き慣れていて、こんがらがった解法を解きほぐしながら解き切る面倒な作業に対する耐性が必要なんです。

英語でも同じです

入試問題や英語の読解に慣れていない素人受験生を相手に、予備校なんかが言うことは「単語力」です。上の数学と同じで、アホな生徒は単純な暗記しかできないから、とにかく単語を並べて和訳させる以外ないからです。英文法なんて面倒なこと理解していませんし、させられません。

だから授業では講師や教師は「こういう構文になっています。」と説明して和訳を言うだけで、「なんでそういう構文になっていると判断がつくのか? 文型や修飾様式、それに人称・時制から考えて・・・」までは説明しません。

そんなこと説明しても、基本文法も身に付いていないアホな生徒は理解できないし、面倒な理屈は聞いてないからです。理解させるには基本に立ち戻って途方もない労力がいる割に、頭の中お花畑の生徒には数日で忘れられる。だから、和訳を言って「単語をおぼえましょう」という学習しかしないんです。

でもね、模試や入試レベルになってくると、その文法の把握ができないと、英単語を並べただけではできないようになってるんです。だから、それ相応の学習ができていない生徒は、教科書や学校のノート丸暗記で定期テストで良い点数を取れても模試や入試では役に立たない。

英語も問題慣れは必要

ところが、英文法を真面目に勉強した優等生でも、国立大学の難問レベルの長文は読めないんですよ。なぜなら、抽象的な文章では文法的に解決できて和訳出ても、意味が分からずに意訳できないからです。日本語に直せても、何が書いてあるのか汲み取れないんです。

というのは、英語は抽象的な結論を述べて、その次に理由や具体例を述べる構成を取ります。日本の文章と逆なんです。そして多くの入試問題では、この抽象的な結論を和訳せよなんて書いてあるわけです。だから結論だけをいくら読んでも抽象的で何が書いてあるか分からないことが多い。その次の具体例や説明を読んで、「この抽象的な文は、こういう意味なんだ・・」と分かることも多いんです。

だから、文法的に不安があっても、単語が分からずに意味が正確につかめていなくても、次の文章やパラグラフを読み進めないと余計に分からないんです。上等な入試問題は、まさにそういうところを聞いて来るんです。

 文法も全部把握でき、英単語も全部知っているというような入試問題は「易しい」ものです。難問でそういうことは起こりえません。分からない中で、難解さにめげずに読み通して、「やっぱりこうに違いない」と考えて行く入試への耐性が英語でも必要なんです。

高偏差値を取って有名大学に進むには

結論として、入試問題をどれだけ苦労して解いてきたかに尽きます。学校のノートを暗記して、学校から配られた問題集を真面目に勉強しているだけでは模試は解けない。解法のレベルが学校から配られるチャートなどと同じ関関同立でも解けません。

理由は、色々なところに受験生の力量を試すために仕掛けられている面倒な作業を整理して、独力で解き切る力が学校の学習だけでは育成できないからです。

入試問題を解ききれ! これが高校2年生の半ばから必要な学習です。

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