塾では成績を伸ばせない生徒/答え合わせができない子供
答え合わせができない子供
問題集を解かせても答え合わせができない子供が、一番重症です。どの塾であろうが成績を伸ばせることはありません。
答え合わせができない子供には2種類あります。まず、間違いをごまかすので、答え合わせを任せられない子供です。多くの生徒を相手にしている塾では、答え合わせをキチンとしているかどうかまで確認する余裕はありません。
大抵の塾では「出来ました。大丈夫です。」と言われればそれ以上のことはしません。私の塾では、生徒の学力から考えて「大丈夫です。」と丸を付けているのはおかしいと判断すると、解答をチェックして誤魔化していると怒鳴りつけますが、他の生徒も教えなければいけない中、いつもいつもできるわけではありません。
成績が悪くても、そういう機を見るのに敏感な子供はいるんですよ。こちらが忙しくって余裕がない時、あるいはしばらくきちんとした学習を続けて「もう大丈夫だろう」と気を許したのを見計らって、そういう誤魔化しをやってくるんです。
そんな根性の子供など成績など上げようがありません。
答え合わせができない子供2
答え合わせができない生徒には、もう一パターンあります。余りにもいい加減なので、適当に答え合わせをして漢字の正確なチェックや、数字のプラスマイナスを正確に見ずに答え合わせをする生徒です。
もちろん答え合わせだけではなく、こういう子供はあらゆることにいい加減でだらしないです。いい加減に授業も聞いているので、そもそも理解不足や学力不足の生徒が大半です。仮に理解力があってもいい加減に解く癖がついているので、テストでミスを連発してきます。
そして、多くの場合、このいい加減な生徒は、上に書いた機を見るのだけに敏感で、誤魔化そうと画策します。いい加減な上にすぐに見破られる下らないウソを垂れ流し、結局は大目玉を食らうか入試でどえらい目に合う。
何でそんなことができるのか?
まずは、勉強して成績を上げようなんて気はなく、その場その場をしのげればいいとしか思っていないからです。入試の結果の学歴が自分の将来に大きな影響を及ぼすことを、中学校高学年や高校生にもなって理解できない知能しかないからです。そして、そういう下等な知能の誤魔化しにさえ親も学校も誤魔化されて、あるいは分かっていても面倒だから放置してきたからです。
要するに、分からない大人、分かっていても文句も言ってこない大人などチョロいと思ってるんです。ところが、その子供が給料をもらって働く側になると、「オマエみたいなヤツ、まともに雇えるかい!」と非正規雇用を突き付けられる。この程度の知能では、親切な大人がいくら言い聞かせても、この現実に直面するまで分からない。
学校でも塾でも、面倒な子供は放置されるだけです
ところがこの親切な大人さえ、最近は減っています。理由は親です。
私のようにマジに怒ると、学校でも塾でも「あの先生イヤヤ~」「あの塾イヤヤ~」って子供が親に泣きついて、親から学校にクレームが来るし、塾なら辞められます。そんな程度の子供をまともに怒ってくれる学校や塾に文句を言うなんて、感謝すべきことなんですがね・・・この子にしてこの親ありの知能レベルです。
そして、そんな知能の親の文句をまともに取り合わなければいけない学校や塾では、どうせ真剣に教えても成績なんか上げるのは難しい子供なんですから、教える側も適当に目を瞑るわけです。公立校の場合は、生徒の成績なんか上がらなくっても教師は痛くもかゆくもないです。集団塾の場合は、そんな子供に関わるより、キチンと教えれば成績が上がる子供に向き合った方が進学実績が出ます。当然の帰結です。
じゃあ、補習塾の1対1や1対2の個別指導では? もう少し子供をキチンと見てくれるのでは?とお思いになるでしょうが、教えているのはアルバイトの大学生ですよ。たとえ子供の誤魔化しが分かったとしても、こんな面倒な子供に正面から対応すると思いますか?相手も「速く授業時間終われへんかな~」って子供と同じようなことしか考えていないアルバイトなんですから。
特に大手チェーンの個別指導塾では、綺麗な女子大生やイケメンのお兄さんが子供の話し相手になって、成績が伸びずに親が塾を変えようとしても、子供が懐いて塾を辞めたくないっていう方向に持っていくのが一番楽なんですよ。ホストクラブキャバクラと同じです。「教師・講師の能力とは?/個別指導のキャバクラ・ホストクラブ化」の通りです。