大阪なおみから考える中学受験

大阪なおみとは?

大阪なおみはハイチ人の父親と日本人の母親の間に生まれ、幼少期は大阪に住んで、その時期に姉と共にテニスを始めました。アメリカに移住した一家は、母親の稼ぎで生活して、公共のコートなどで猛練習を続けました。有能なコーチから指導を受ける金銭的余裕もありませんでした。でも、ほぼ自助努力でステップアップできる高い才能を有していました。

彼女の才能がいかほどのものであったかは、10歳の子供にヨネックスがスポンサーになっていることからもうかがい知れます。そして、14歳で姉とダブルスを組んでアマチュアの全米選手権で優勝したことで一気に注目を集めます。ここからはトントン拍子で出世が始まります。

大阪なおみが中学受験していたら

彼女は、子供の才能を見抜く両親に恵まれ、子供時代は夢中で頑張ることができました。自意識が芽生え、「こんなこと嫌だ」と反抗する時期には、企業と言う他人から援助を受けて才能が発揮できて得意でいられる場所にいることができました。

塾の世界で言うと、幼少期から読書や図鑑を見るのが大好きな子供に、親がパートをしてでも本を買い与え、小学校高学年からはその高い学力に目を付けた学習塾が授業料免除の特待生で入塾させたようなものです。

後は超一流大学に進み、超一流企業に進み抜群の業績を上げましたとさ・・・というのが今までの大阪なおみの出来事です。

大阪なおみが一般社会に出てみると

好きなことを思う存分して、気が付く頃にはその世界で頭角を表し、自意識が芽生える年齢からは周囲から特別視されて、得意絶頂で生きてきた。ところが、企業で出世するにしたがって、仕事をやり散らかして得意絶頂になっているだけでは済まない立場になってきた。得意先との折衝、消費者への挨拶もしないといけないし、成功者への嫉妬や誹謗にも耐えることが求めらるようになった。

ところが、得意なことをやって絶頂でいられることしか慣れていない彼女はまだまだ子供な上に精神年齢も幼く、そんな嫌なことを辛抱できなかった・・・で、会社から「企業人としての責任を持て!」と怒られて、出てきた言葉が「うつ病で、嫌なことはできない。」「フレンチオープン棄権します=大事な会議休みます。」という、本当のうつ病患者に失礼千万な子供じみた言い訳をした訳です。

思う存分練習してグランドスラムで立て続けに優勝して、BLMだと声高に主張して、嫌なことも聞かれる記者会見だけ鬱になるって、そんな都合のいいうつ病なんかあるかい! 本当にうつ病で会社に行けない方に失礼です!!

このバカげた言い訳で、彼女は一挙に評価を落とすことになったわけです。得意絶頂のセレブになったガキには「そんなこと言うたらアカンって。逆効果やで!」と叱ってくれる人間は周囲にいなかったわけです。アドバイスしても耳を貸さないばかりか、人の痛みも知らないガキに酷い目に合わされるからです。で、トップアスリートから、「プロ選手としての義務も果たせないガキ」に落ちぶれてしまいました。

プチ大阪なおみ状態の子供たち

中学受験の塾で最上位クラスにいて得意絶頂でそれなりの進学校に進み、そこで落ちこぼれて「もうイヤや」って言っている子供とよく似ています。

今の進学塾は、大教室がターミナル駅前にあって、多くの優秀な子供がそこに集まるのではなく、各駅前に小さな教室が点在しています。優秀な生徒は分散し、小さな教室で直ぐにお山の大将になれます。大阪なおみに簡単になれるんです。

ところが、進学校には自分と同じレベルの子供たちが広範囲から集められ、お山の大将ではいられません。テニスのような得意科目はこなせても、記者会見のような不得意科目も頑張らないと高校のクラス分けで酷い目に合わされ、大学共通テストで惨敗する。

・・・で、「やってられるかい!」と得意絶頂で生きてきた子供は勉強を敬遠するようになる・・とこれが進学校の下位で頻繁に起こることです。もちろん、周囲や私は注意しますが得意絶頂に慣れてきた子供の耳には届きません。逆に「うるさい!」と塾を嫌われ辞められるのがオチです。

こうして拗ねている間に、どんどん授業は先に進まれて、「ヤバい」と気づいた頃にはにっちもさっちも行かなくかって、下位の中学に進んで得意絶頂で上位の成績を取っていたら簡単に進めた大学にも進めなくなります。「進学校の生徒が普通の高校の生徒に追いつかれる理由」「進学校に進んで、4年半も高校の学習をして、なぜ多くの生徒は関西学院大学にも合格できないのか?」の通りです。

そもそも得意なことをやらされていない子供は?

私は、大阪なおみののような生徒は塾に入れません。こんな我儘いっぱいの子供に振り回されていたら、精神をボロボロにされて、挙句の果てに「イヤヤねん。」と辞めて行かれます。

こんな生徒を入れるくらいなら、なんとかグランドスラムの予選を突破したいと謙虚に頑張っている生徒を選びます。コーチと一緒に頑張って、それなりの成果を上げようと言う生徒を選びます。でないと、長い期間友好な関係は結べません。

塾の仕事のほとんどは、グランドスラムで優勝させることではなく、中学や高校の大会でソコソコの成績を取らせて、なんとか一流大学に放り込むことです。何とかプロの道で食えるようにすることです。

より適切な言い方をすれば、できもしない高度な学習を教えることではなく、我慢に嫌気が差してリタイアしていく周囲の中で、なんとか学習を継続させ生き残らせることです。努力は当たり前で才能がすべてのレベルのグランドスラム決勝レベルのことではなく、負け戦をしても嫌になって降参させないように持久戦を戦い抜かせプロのプレーヤーで居続けさせることです。受験の場に現役で居続けさせることなんです。

受験の場に居続けることができれば関西4私大程度なら楽勝です。少し才能があり人一倍頑張れれば、神戸大や阪大はOKです。

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