成績が絶対悪かっただろうと思うヤツ/芦屋にもいるんですよ
わき道から出てくる軽トラ・あるいはコンパクトカー
田舎道を走っていると、こちらの前方に唐突にわき道から出てくる車があります。こちらがかなり強い目にブレーキをかけなければいけないタイミングで出てくる車までいます。
もちろん、流入しにくい混雑した道なら分からなくもないんですが、前にも後ろにも車が走っていない状態で気分良くドライブしていると、わき道から唐突に優先道路の国道に割り込んできます。ほんの数秒待っていたら、危険もなく出てこれるのに・・・道はガラガラなのに・・・。
で、問題はその後です。こういう車の特徴はトロいです。わざわざと言えるほどのタイミングでこちらの前に出てきて、おおよそ地方の国道で大抵の車が走っているであろうスピードより断然遅いスピードでブロックするように走ることが多い。
こういう車は毎回こういうことをしているんでしょう
別に、向こうの車は嫌がらせをしようとしているわけでもないでしょう。でも空いている道でわざわざ他の車の前に出て、邪魔をするように走っているということを考えたこともないんだと思うんです。目の前の空間が空いていたから出てきただけだと思うんですよね。大脳が退化して、中脳あたりで行動してるんですよ。
だから、自分よりかなり速いスピードの車が国道の優先道路には多いことも、自分の遅い運転でいつも後ろに渋滞を作っていることも、恐らく考えたことも感じたこともないんだと思うんです。あるいは、大脳が変形していて、他人がブレーキを踏もうが、自分の後ろに車が数珠つながりになろうが、全く気にかけない無神経かどちらかです。
こういう人は、毎日、毎回、こういう運転を繰り返している・・・だから、煽られることもあると思うんですけどね。
こういうヤツがこういうことをしでかすのは運転だけなのか?
この周囲の状況と自分のしていることの問題が理解できないと言うのは、車の運転だけなのか? 周囲の状況などどうでもいいと言うのは、車の運転だけなのか?
イヤ、違うと思いますよ。
恐らく、こういう方は、パンデミック下でも田舎の車がないと行けない飲み屋やカラオケスナックでマスクもなしにがなり立てて、酒気帯び運転で帰ってくると言うような生活を続けていたと思うんです。車の運転と同じで、周囲の状況も、自分の行動の結果も理解できていない。田舎のカラオケで年寄りのコロナのクラスター感染って、本当によくあるパターンですからね。
子供の頃の学習でも同じことをしていたはずです。周囲の状況と自分の生活をまともに考えて、少し将来のことを考える人間なら、ソコソコの大学に行って都会に出てきていると思うんですよ。
もちろん、さらにその先のスローライフを考えて、田舎で実りのある生活をチョイスできる賢い選択はありますが、そういう選択は地方にもショッピングモールができて買い物にも困らず、地方のおいしいところだけを享受できる環境が整った最近の話であって、軽トラで幹線道路に飛び出してくる中高年ドライバーにはなかったと思います。
別に芦屋でもいっぱいいますよ
ライバルがどれほど学習しているのかも考えずにクラブに遊びにうつつを抜かして、ロクでもない学校に行って、そのまま自己推薦で願書を送れば自動的に合格通知が返ってくるFランク大学に進む連中です。
親がうなるほど金を持っていないなら、今の芦屋の快適で上質な生活を維持できると思ってるんですかねぇ? いや、想像すらしてないと思います。子供と話していると、自分たちがいかに恵まれた環境で生活できているのか、この地域がいかにいいところなのか分かっていない子供が多い。Fランク大学に進み、訳の分からない就職になって、子供の時の生活が続けられなくなった時に思い知るはずです。
でもそんなことは、中学や高校で酷い成績を取っている時点で、小学生にさえ予想できる。その分かり切った未来が見えずに、目の前の楽しいことしかできずに、悲惨な将来に盲進していく。幹線道路に猛スピードで走ってくる車の前に、軽トラで飛び出してきて煽り運転を受ける連中と同じだと思うんですよ。
塾で「こういう風に勉強はするんや!」「頑張っている奴を見て見ろ!!」って横で勉強している生徒を毎日見させても、「ハァ・・・そうすっか」って、かったるそうな目で見てるだけですからねぇ・・・私も500人以上、現住所で教えてきましたが、芦屋で教え子に会うことはほとんどないんですよ。彼らは今どこで何をしてるんでしょうねぇ?
一流大学に進んだ生徒でもです。東京で通勤地獄かローン地獄に落ちるしかない都心のマンションで生活しているのかもしれません。あるいは私がそうだったように、地方の田舎で文化とはかけ離れた環境の工場や研究所で生活しているのかもしれません。はたまた、アジアの開発途上国に派遣されているのかもしれません。ひとつでもいい会社の就職しか頭にないからです。親もそれを教えずに、「理系の方が良いから、理系に行け!」なんて無責任なことを言う親もいます。。特に文系の親で、理系の職場環境など知らない親が言うんです。「理系選択の盲点「勤務先」/考えてますか?未来の生活」の通りです。
とにかく、ほとんどの教え子たちは、日本でも最上のこの上質な生活空間で、それを味わえる経済的余裕を維持できていないのではないか?
芦屋の賢者
一番賢いのは、ソコソコ勉強して、関関同立くらいの看板を手に入れて、この辺の金持ちの息子と結婚した女ですよ。どういう暮らしが上質か知っているんですよ。
男は見栄だとかプライドだとかが最初に来て「死ぬ気で頑張って国立大学!」だとか「大企業!!」だとか言いますが、そんなことは無意味だって知ってるんです。女は実質を取りに行きます。賢いんですよ。
田舎の賢者
話は逸れますが、私は田舎の研究所に勤務していましたし、そこを辞めた後も登山が趣味でしたので、田舎の人たちの風体の変化は良く知っています。田舎の人々の服装や化粧のこの10年少しの変貌はすさまじいです。もはや田舎の若者でも都会の若者と変わらないです。だって都会で高い生活費に困って、多くの若者はユニクロや安いファッションブランドを買う訳でしょ。じゃあ、田舎のモールにある店と同じじゃん・・ってことで、今や田舎の若者と都会の若者のファッションなど差はありません。
昔は田舎は歴然と時代遅れだったんですけれどもね。田舎に作られた多くのショッピングモールの影響はすさまじいです。地方都市の中心部は空洞化しましたが、あの変化を見ているとショッピングモールの地方への貢献は多大だと思います。だから、田舎暮らしを小綺麗なファッションでアピールできるユーチューバーが可能なわけです。
今なら田舎暮らしも賢い選択だと思いますよ・・・キチンとした就職や仕事があればですけれどもね。私が研究所の田舎暮らしに呆れ果てた頃とは時代も変わっています。それに、レンタルビデオ屋なんかなくても気の利いた映画ならいくらでもアマゾンでで見れるし、ワインやチーズなんかも通販でいくらでも買えますしね。