関学や同志社に合格する数学の勉強法/誰にでもできてチョー簡単
チャートの基本問題ができていれば十分です!
理由は簡単。合格点と出題内容を見れば、簡単に分かります。
このレベルの大学の理系の合格点は大体60点少しです。入試問題は大問が5つ出て、大問1は簡単な5つほどの小問、大問2~5は①②③という小問から成ります。大問1の5問と2~5の①②は教科書、チャートの基本問題レベルです。応用問題は大問2~5の③のみです。
ということは、教科書やチャートレベルの大問1と2~5の①と②をほぼほぼ解ければ60点代後半以上の合格点が取れる。③など捨てればいいんです。何か特別な学習や対策など必要でしょうか?
できもしない数学の難問対策をする暇があれば、英語と理科で確実に60点代後半を取る勉強をしておきましょうね!(注意:関関同立の③難問は、国公立の標準レベルの入試問題で、本当の意味での難問ではありません。)
それでも失敗するおバカさん
基本問題さえできていればよい入試でなぜ失敗するのか? 理由は作戦を立てられないおバカさんだからです。
各問題で③を必死で考えて解き、どっちみちできない。それで、大問4,5くらいになってくると時間が足らなくなってきて、焦って基本問題①②を解いて計算間違いする。あるいは、焦って頭が真っ白になって、何度も学習した①②が頭から飛んで解けなくなる。
期末テストでも、模試でも、散々同じようなことをしでかしてきて、過去問まで解いて、本番でもまた繰り返す反省の無さはおバカさんとしか言いようがない。だって、学校で散々受けてきたベネッセの模試なんかも似たような構成でしょ? 駿台とは違いベネッセの模試はこのレベル相手の模試なんですから。大問1とその他の①②が解けて60点代後半取れたら偏差値も60代になって、関学や同志社のB判定ぐらいつくはずです。
更に付け加えて言うなら、こういうレベルの高校生に「関学対策!」「同志社はこれが出る!」なんて集中講座で金を毟り取る前に、模試と偏差値を比べさせて「③を捨てろ!」と教える予備校や塾を選ばなかった選択眼のなさか運のなさですね。
それでも失敗するおバカさん2
もちろん入試本番で戦略もない生徒は、入試の準備期から戦略もない。
ヘタに「対策!」とか言ってできもしない問題を突っついて、確実に努力すれば得点できる英語や、暗記すればどうにかなる化学の準備が不足する。難しい数学の問題をつっついてもこのレベルでは出来るようにはならないから、英語や化学の不足分を穴埋めできる得点は取れないんです。
かように、テスト本番以前に準備段階で戦略ミスをする生徒も多い。この考えや作戦のなさの原因は、自分を判断できないことです。いくら学習しても、「このレベルの応用問題に手を出してもできるようにならない。他の教科キチンとしよ!」ってならないんですよ。言われたこと考えもなしにやって、理解できていない解答を丸写しして勉強した気分になって自己満足することを繰り返すだけなんです。
私が考えるに、同志社や関学は、頭の良い生徒を採りたいのではなく、バランスよくソコソコのことを過不足なくできるソツがない若者を選びたいだけなんですよ。だって、会社員なんてそういうもんでしょ?
ということで、「対策講座!」など予備校の金儲けに過ぎない
関学や同志社など、対策もへったくれも必要ない。チャート式ができていれば十分です。対策が必要なのは、大阪大学や京都大学の数列や整数の奇妙奇天烈な問題、早稲田や慶応の癖の強い問題に対してです。
けれど、これらの大学にしたって、医学部を除いて、そんな奇妙奇天烈な問題の対策まで現役生ができる訳はない。結局、奇妙でない方の頻出題をいかに確実に解くかにかかっている。レベルは違うにしても、こちらにしたって、特別な対策など必要ない。難しすぎて、普通の工学部の生徒なら、学習しても本番では出来ない。
だから、頻出題しか解けないので2次の数学では得点差は開かない。結局共通テストだよりになる。難しい二次試験をして大学の特徴をひけらかしたい大学は、結局逆説的に共通テスト頼りの特徴のない優等生を選んでいることになる。
だって、ベネッセのテストで大問1と大問2~5の①②確実に解けば得点は70点代後半、偏差値も70になる。大阪大学工学部のソコソコの学科なならB判定楽勝ですよ。何で難問対策が必要ある? どうせやってもできもしない難問対策なんかする暇があれば、社会でも暗記して共通テストの点数を上げろ!
名門大学の難問など、ある意味大学の宣伝行為に過ぎない。
結局、関学も大阪大学も頻出題を解けていればいい
関学ではチャートの重要例題ぐらい、大阪大学でも数研の入試問題集の「頻出問題」の*印がある一般的な入試問題集を解けていれば十分なわけです。
数学が少し得意だからと、赤チャートや大学への数学を得意がって学習するくらいなら、英語や理科をやって、その上で共通テスト対策を万全にして確実に得点を取れ! それが「出る杭は打たれる」日本の会社員への正しい道なのだ!!