塾に連れて来て親がすべきこと/テスト後の対処

テスト後、しばらくして塾に学習の様子を聞く

中堅高校や私立、あるいは公立中学で程々の成績の生徒では、テストで悪い点数を取ると悲しいようなきまり悪いような顔をして塾で答案を見せます。そこで私は反省点を確認することになるのですが、こういう子供は自分で反省点を探していることはありません。彼らにあるのは「点数が悪かった。」と言う目の前の事実だけで、じゃあ次はどうするのか、失敗を繰り返さないようにするになどうするのかなど考えることはありません。決してありません。

そこで、塾側が答案と言う証拠物件を提示しながら「反省点はこういう・・・」と言うことになるのですが、その時はしおらしく聞いていたとしても、テスト後1週間もたたないうちにまた以前と同じような学習を始めます。それからは塾が反省点を持ち出し支えようとするのですが、グダグダに進行していきます。

このテスト後しばらく経った時期に、塾に学習の様子を聞いてみてください。

塾の回答を理解する

その時に正直に「何とかしようと頑張っているのですが、子供は反省を生かそうとはしません。」と答えてくれる塾もあるでしょうし、「大丈夫ですよ。」とお茶を濁す塾もあるでしょう。

生徒が気持ちを入れ替えて「大丈夫」ならいいのですが、このレベルの生徒の場合そういうことはまずありません。テスト結果を反省して行動に繋げられるなら、今のような成績になっていることはないからです。「大丈夫。塾では反省させて上手くやっています。」と親に言わないと、この時点で塾を辞められるからです。ですから次のテストまで通塾を延命させるために「大丈夫」という言葉を使います。

塾の回答を確認する

ですがその塾の回答は、その次のテストで出ます。「反省を生かそうとはしません。」という塾では、子供の状況を理解してどうにかしようという意欲はあります。こういう塾で成績が上がらないとなると、他の塾に移っても改善は難しいでしょう。こういう生徒レベルの教え方など、それほど塾間で相違があるわけでもなく、結局は生徒にヤル気を起こさせられるかが勝負になります。そのヤル気自体が子供にないのですから、どの塾に変わっても難しい。

もし、「そんなことはない。教え方が変われば子供も変わる。」とおっしゃるなら、塾を変えてみてください。けれど今まで小学校でも中学校でも、数多くの先生に教えてもらい状況は全く変わっていないわけです。他責を求めて「環境が変われば。」というような態度を親が撮り続けていることが問題だと思うんですけれども。

「大丈夫です。」と言う塾なら、他の塾に変わってください。信用できないです。

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芦屋で500人以上、個別指導20年のベテラン講師が、毎日・全教科、中学生と高校生を指導します。御影高校・神戸高校、関西学院・同志社・神戸大学・大阪大学を目指す特進個別塾です。