高校の学習を期末テスト前に考え直そう 漫然とした学習で希望進路を潰すな

期末テストが近づくと、学校も親も「まずは目の前のテストで良い点数を」と口を揃えます。学校の先生は、どの生徒にも「共通テストだ」「推薦入試だ」と全方位の綺麗事を並べ、個別の実態に合わせた踏み込んだ指導はしてくれません。同僚や学校の手前、「この科目は捨てろ」とは言えないからです。「期末テスト前に授ける高校での学習方法/大学進学方法を明確にした学習をしよう!

しかし、その結果として、適切な取捨選択をしていれば行けたはずの大学にすら行けなくなる生徒が激増しています。

大学入試の多様化・複雑化により、何をどう勉強すべきかが極めて不透明になっている今、戦略なき「漫然とした学習」は不合格への直行便です。特に進学校(公立トップ校や上位私立)に通い、関関同立以上を目指す生徒とその保護者が、この期末テスト前に絶対に知っておくべき「入試のリアル」と「正しい適応策」をここに明言します。

1. 国公立大学志望者が陥る「定期テストと模試のギャップ」

国公立大学の一般入試は、基本的に「共通テスト(5教科7科目+情報)」と「2次試験(文系:英国数、理系:数理英など)」の本番勝負であり、内申点はほぼ関係ありません。

ここで大きな問題になるのが、「学校のテスト」と「入試(模試)」の質の決定的な違いです。

  • 学校の定期テスト: 授業で習ったことを丸暗記していれば、50分で小問20問を解いて高得点が取れる。
  • 模試・2次試験: 思考力と応用力が問われる大問が5〜6問出題される。丸暗記は一切通用しない。

最上位(京都大学や国公立医学部レベル)の生徒は、天性の能力でこの両方に対応できます。しかし、その下の大阪大学や神戸大学レベルになると、学校の成績は良いのに模試の偏差値はE判定という「ねじれ」を起こす生徒が続出します。どちらかの学習方式に重点を置かないと対応しきれなくなるからです。

国公立志望の王道戦略】

目前の定期テストの点数を上げるためだけに、入試に関係のない副教科などの無駄な暗記学習に血眼になるのは今すぐやめなさい。普段の学習は主要教科の2次試験(記述)に対応できる深い学習を主体にして、定期テスト直前にはその他教科もそれほどひどい状況にはならないように準備する、普段の学習で数学や英語が仕上がっているなら、テスト前の対策で十分準備ができるはずです。特に共通テストの選択科目は念入りに準備する。そして3年生の広範囲共通テスト対策に移行する。これが合格への唯一の王道です。「今年の共通テストで合格基準点をおそらく取ってきたミドリゼミの生徒の指導方法」「共通テストの過去問や対策問題は何年分くらいするのか?」「共通テストの準備とは?/まずは過去問題!

2. 私立大学志望者の迷い:「指定校推薦」という甘い罠

私立大学(関関同立・産近甲龍など)では、推薦や付属校からの進学者が全体の約半数を占める時代になりました。これを見て「自分も推薦で」と色目を使う生徒が非常に多いですが、ここに致命的な罠があります。さらに共通テスト利用もあるから共通テスト対策もしなさいというような指導する学校も多いです。

一般受験なら3教科(文系:英国社、理系:英数理)でいいはずなのに、「指定校推薦のために全教科の評定平均を上げなさい」「共通テスト利用も使えるから数学もやりなさい」という学校の先生の言葉を真に受けて、全科目に手を広げて自滅するパターンです。

なぜ指定校推薦をあてにしてはいけないのか?

公立のトップ校においても、関関同立などの指定校推薦枠は極めて少数です。各大学に2~3人もいればいい方でしょう。そこで、自分以外の誰か一人が手を挙げれば不合格になる上に、選抜基準には教師の恣意的な評価が入ることも多く、成績順に選ばれるクリアな制度とは違います。評定が大学の指定以上であれば高校は誰を選んでもいい。塾の経験からも大人に気に入られないタイプはまず選ばれません。一般受験以上の「大博打」の上、本人の学校での態度やクラブ活動の実績なども大きくものを言います。

ミドリゼミでは、普段は文系では英語や古文・理系では数学と英語を勉強して、そして上にも書いたようにテスト前にそれなりの準備をして、それでも結果的に大学から指定する評定を取れている生徒にはものは試しで指定校推薦に挑戦してみるかということはあっても、この指定校推薦を狙って全教科満遍なく学習させるということはありません。

なぜ共通テストで全教科を学習してはいけないのか?

共通テスト利用にしても、私立大学では6教科7科目という国立大学並の科目数から、3教科3科目の英国社という一般試験と同じ科目でで受けられる方式がほぼ用意されています。学力的に余裕がない生徒が多くの科目に手を出すことは、最重要である3教科の完成度を下げることを意味します。

これは何を意味しているかというと国立大学を本気で狙っている受験生は六教科七科目などの国立大学の指定と同じ科目で受ければいいし、私立大専願の生徒でも共通テストを利用して受けられるということです。私立大学を志望する生徒が無理に多くの教科を学習する必要はありません。

3. 国公立コースか私立コースか?決断の明確な基準

いつまでも「国公立か、私立か」を決められずに泥沼にはまる生徒がいます。ミドリゼミが提示する判断基準は極めて明確です。まずは「偏差値」という現実を見ること。

教科基準偏差値(進研模試)判断
英語偏差値 60 未満私立コース一択
数学偏差値 65 未満上位国公立(神大以上)は不可能

「数学の偏差値は足りないけれど、地方の国公立なら……」と妥協する親御様もいますが、現代における地方国公立大学の凋落は激しいものです。将来その地元の役所や地銀に就職するのでなければ、関西圏なら関関同立に進んだ方が就職実績も圧倒的に上です。下それに、手に地方で下宿させるくらいなら、自宅から私立に通う方が経済的でもあります。

それに、地方の国立大学にしか行けないような学力の生徒が、全科目学習して肝心な三教科の学力が上がらずに、本命の国立大学は不幸にも落ちてしまえばどうなるんですか?その肝心な3教科の学力不足で関関同立にも行けないじゃないですか。国立大学の受験っていうのは基本的に前期受験の1回です)(後期は最近は数が減っている上に難しくなります)。共通テストの9科目から2次の3科目まで、その中で1回でも失敗したらアウトなわけです。国立大学に合格するというのは、地方大学であっても、かなり厳しい受験をくぐり抜けなければいけません。

けれども関関同立ならば5回や6回 6回の受験は可能なわけです。 1回や2回失敗したところでのところでどうってことはないわけです。そこにかけるほうがよほど賢いでしょう。

厳しい現実を言えば、3教科に絞っても関関同立が危うい地方の国立大学レベルの生徒が、多科目の国公立に固執すれば、結果として産近甲龍すら全落ちしてFラン大学に行き着くか、高額な予備校費用を払って浪人する羽目になります。 親の無知と分別のないこだわり(国公立ブランドへの固執)が、子供の現役合格の可能性を潰しているのです。

4. 残酷な真実:大学進学先は「1年の1学期」にほぼ固定される

兵庫県の最上位公立校(神戸高校など)における、リアルな大学進学ボリュームゾーンは以下の通りです。これはミドリゼミで20年以上指導してきた経験からの実感です。

  1. 最上位層: 京都大学・国公立医学部(天性の能力があり、苦労せず理解する)
  2. 上位3割強: 大阪大学・神戸大学(1を教えて1を理解し、それを努力で積み上げられる=クラブ活動を犠牲にしてでも学習に邁進しなければいけない)
  3. 中位層: 関関同立(努力が継続できないか、数学の能力が劣るため英国中心にシフトする=クラブ活動や好きなことを犠牲にしてまで目標に邁進するなど考えない)
  4. 下位3割: 産近甲龍(そもそも能力と努力が)
  5. 最下位層: それ以下(手遅れ)

多くの親御様は「本人が2年生になってやる気になれば、努力次第で逆転できる」と信じています。しかし、私の経験からは、2年生から成績が急上昇して神戸大学に合格した生徒は少数です。

なぜなら、「努力できる才能」自体が、多くの研究で分かっている通り先天的(遺伝的)な資質だからです。高校の学習内容は中学に比べて急激に難化し、量も膨大になります。1年の1学期の段階で、2次関数や確率につまずいて放置している生徒が、2年生になってから「過去の遅れを取り戻しつつ、今の倍以上の努力をする」など、出来ないことが多い。そんなことができる子なら、とっくに始めています。「努力できる遺伝子/グローバル化・中流没落が生む選民思想」「子育て論の本質/結局は遺伝子

だからこそ、高校1年生(中高一貫なら中学3年生)の1学期の期末テスト前の「今」の成績で、進むべき大学のランクはほぼ固定されてしまうのです。言い換えれば、自分に可能な学習を正しく選んで、自分が出来る努力をしていかなければいけません。それが最上の学習です。自分の能力や適性も考えずに努力することではありません。「最上位公立校内の学力差/1年生の1学期でおおよそわかる大学進学」「高校1年生、中高一貫校では中学3年生の1学期で決まる大学進学

そして、1年生の2学期には2年からの理系・国立文系・私立文系などのクラス分けの調査が始まります。2学期の終わりには最終決定しなければいけない。この自分でできる学習が買おうな進路を選んでください。

5. ミドリゼミが提唱する「正しい適応策」と塾選び

以上のように、ミドリゼミは生徒の能力と努力できる力を冷静に判断して、本人と何ができるかの話し合いをして、本人が納得できる進路を生徒と一緒に探していきます。生徒が誤った選択をする際には、理を尽くして諭します。それが無理なら、親御さんも巻き込みます。

ミドリゼミとは、「頑張ろう!」「可能性を信じて」という指導はしません。その子供が最上の進学になるように、理を尽くして指導する塾です。

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芦屋で500人以上、個別指導20年のベテラン講師が、毎日・全教科、中学生と高校生を指導します。御影高校・神戸高校、関西学院・同志社・神戸大学・大阪大学を目指す特進個別塾です。