成績の良い生徒との雑談/恐るべき子供の格差

成績の良い生徒は将来を見ている

塾に早い目に来たとある超がつく進学校の中学生と始業前にした会話は、以下のyoutubeについてです。

「何で漢字おぼえられへんねん!調査書が決まるテスト違うんか!!」と言う会話をしないといけない公立中学通知簿3の中学生と、「海外の大学に進みたい!」と言う中学生は、同じ人類であることが信じられない、

それにしても、校則がんじがらめの高校の時の写真との較差がエグイですな・・こうはなって欲しくないな・・。

最上位の進学校の生徒は、海外も見ている

だって、東大や京大に行って日本の一流企業に就職しても、成長の望みが薄い会社で椅子取りゲームに神経をすり減らすだけでしょ? 椅子取りゲームに勝っても、都内にマンションも買えない給料です。ダブルインカムでないと買えない。ダブルインカムで無理に買ってもローン地獄で、タワマンでカップラーメンをすする生活になる。もし子育てやリストラでダブルインカムが終了すれば、ローン破綻と差し押さえは必須です。

そんな具体的なことまでは中学生では分かっていませんが、日本には夢も将来もないことは中学生でも優秀な子供は分かってるんですよ。

私のアドバイス

「大学から海外に行くのは、年齢的にも語学の問題でも難しいんじゃない? 大学は日本で行って、そこで語学も勉強して、精神的にも大人になってから大学院から海外に行けば? アチラじゃあ文系でも出世しようとすればMBAでも持っていた方が良いし、理系ならPh.Dが必須やで。」

だって、こんな写真みたいに変身する年齢でアメリカの男女共同の全寮制の大学なんかに放り込めば、何してくると思います? アメリカで勉強以外のことも存分にしてこようと言う意欲も、このビデオの変身ぶりからはヒシヒシと伝わってきますよねぇ。このレベルの生徒なら、アメリカの大学に行く将来だけではなく、寮生活で何が行われているか、十分知っているはずですから。

だから、子供を海外に出すのなら、大人の年齢になった修士からにしましょう! 理系なら博士課程からでOKです。

圧倒的な格差

目の前の高校受験も考えず、ダラケ切った高校生活を送って二流大学へ自己推薦で進む半数の子供と比べてどうですか? っていうか、比べようもありまへんわな。

・・・「海外の私立大学の修士って、そんな金どこにあるねん! 塾で何言うてくれてるねん!!」と腹の中が煮えくり返っているお母様、ごめんなさい。

この格差は教育では埋まらない

この高校生が田舎の塾や予備校もあまりない地域の生徒だったことからも分かるように、環境なんて関係ありません。下手に日本の受験環境に放り込まれて、目隠しをされた状態でムチを振るわれ続ければ「東大行って一流企業」「医学部に行って医者」ってなことを言い出すと思います。この女の子のような子供は稀で、現実的には「一流大学から一流企業」が上限なんでしょうが、こういう情報を知っているのと知らないのでは、就職などでも会社選択が全く違ってくると思います。

今は情報はネットにもyoutubeにもこんな情報は溢れている。でも、それを掴むのは本人の資質です。教育ではない。この地方の女の子のように。相当優秀な生徒でもyoutubeは夢中で見ているが、それは娯楽のためであって、情報を得ようと活用している生徒は皆無です。

塾の卒業生である神戸大学の学生からの就職の相談でも、一流大学の大学生に成長した若者の視野の狭い頭の固い話に、私は閉口しました。少しでも有名な企業に勤めることしか頭にない日本の大学の環境では、今の日本の環境下でもそんなことを言い出すのかと、そのカチンコチンに脳みそに驚きました。「塾の卒業生からの相談/大手企業への就職の是非

お父さん、ネットは娯楽のためにあるのではなく、情報を得るためにあることを教育するのも、大切なことだと思いませんか?

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芦屋で500人以上、個別指導20年のベテラン講師が、毎日・全教科、中学生と高校生を指導します。御影高校・神戸高校、関西学院・同志社・神戸大学・大阪大学を目指す特進個別塾です。