夏休み後の課題テストの結果を悩む

中学生で悩む

中学生で一番困るのは、一つはキチンと学習しない生徒、次は学習の成果をテストで発揮できない生徒です。

キチンと学習しない生徒は、漢字や英単語をおぼえる気もない生徒です。公立中学では通知簿3の下位の生徒に多いです。こういう生徒は、中学受験組がまじめに学習しなくなって、学習障害などの難しい生徒も普通学級で個性として尊重しなくてはなくなり、学習を教えるより学級崩壊させないことに腐心する動物園状態の小学校がデフォルトになって反抗期に突入して、「そんな面倒なことができるか！」になっているので論外です。当塾では採りません。「公立中学の通知簿３は、教えるのが無理になってきている」「期末テスト前、中学2年生の国語で判断できる教える以前に躾が必要な生徒」

私の塾で一番困るのは、学習意欲もあって、まじめに塾でも学習してくれても成績をのばせない「学習の成果をテストで発揮できない生徒」です。塾では何度も復習し、その結果を確認してテストの受け方も教えるために公立高校の過去問題を夏休み後半では何年分も受けさせて、それでもとんでもない点数を取ってきます。こういう生徒の多くは「解くスピードが遅い」生徒です。

普段はマイペースでゆっくりと考えて学習して納得して、塾で行うテストなどでも「十分考えられるスピードでゆっくり解答していいからね。自分ができる問題を選んで、その問題は確実に解こう！」と指示すれば、その通りのことをしてくれて納得できる結果を出してくれます。でも、本番の学校のテストになると、良い点数を取ろうと全部の問題にアプローチして、すべての問題で自分の能力以上のスピードで解いて間違えて酷い結果を取ってきます。「普段の学習で問題を解くスピードが遅い生徒はダメです」

こういう生徒には、「塾の試験で解くように確実に！その方が良い点数をとれるだろ？」とテスト前にクギを刺すのですが、本番になるとそんなことは頭からすっ飛んで失敗をしてきます。そして何よりも恐ろしいのは、この失敗を数限りなく重ねても、また同じことを際限なく繰り返してくることです。どれだけ塾でお膳立てしても、自分で壊してくる。テスト後に解き直させると、マイペースで多くは解けるんです。正直対処のしようがない。

高校生で悩む

高校生で悩むのは、中途半端にしか学習しない生徒です。「高校生の学習指導」「ミドリゼミでキチンと学習してくれる高校生のレベル／大阪大学あたりに入ってくれるでしょう」のような生徒ではなく、良くて産近甲龍レベルの生徒です。

こういう生徒は、夏休みにも学校の宿題しかしません。もちろんこういう生徒に「予習をしろ」なんてことは望めませんし、それだけの学習も産近甲龍では必要ありませんから、それはそれでいいのです。夏休みの学校の宿題で復習をしてくれたらいいのです。ところが、こういう生徒は、その復習でおぼえ切れていないところを夏休み後半におぼえ直したり、解けなかった問題を確認したりすることはしません。夏休み最終日に何とか宿題を終える学習しかしません。

となると、答えを見て「分かった」と「自分で解ける」ことがまったく違う数学や物理や化学の計算問題には全く対処できません。もちろん、「お盆前には一通り宿題を終えて、それから見直せ」と口を酸っぱくして指導しても、そんなことは絶対にしません。だから良くて産近甲龍なのです。

しかし、関関同立クラスも似たり寄ったりです。違いは高校２年生くらいになると受験科目に絞って、キチンとした学習をし始めることです。産近甲龍以下の生徒では３年の夏休みまで定常運転のいい加減な学習を続けます。神戸大以上の国立大学に進む生徒では、上に挙げたブログに書いた塾の指導をキチンを守ってくれます。

このことも口を酸っぱくしてアドバイスするのですが、生意気盛りの高校生には届きませんねぇ・・・。

ということで、中学受験では是非付属校に！

公文に小学校で行かせて学年相応のスピードでしか学習が進まない生徒は、上の中学生のようになります。中学の学習で成果が残せなくなります。だから、中学受験では簡単に入れる産近甲龍クラスの付属の中学に何とか放り込むべきです。公立の中学・高校に進めば、大学受験では産近甲龍は無理です。

中学受験で親がそばについてお尻を叩いてやっと進学校と呼ばれる中学に進むような生徒では、何とか尻を叩きに叩いて関関同立の付属中学に放り込むべきです。進学校に下位で進めば、関関同立など夢になります。そんなことは進学校の進学実績を見れば一目瞭然です。下位で関関同立に進める進学校は甲陽クラスです。六甲や神戸高校クラスだと中位にいなければ無理です「進学校とはどういうところか？／優秀な生徒を搔き集め、チャート式も理解させられず多くは関関同立で精一杯、そういうところです」「進学校に入ったのに浪人が多い残念な理由」。