河野洋平とホンダ三部敏宏社長、進学校の生徒の失敗は似ている 失敗を認められないプライドと傲慢

先日、元官房長官の河野洋平氏が亡くなりました。彼の代名詞とも言える「河野談話」は彼の主張通りよく練られた齟齬のないものですが、結果として韓国に都合よく政治利用され、日本に多大な外交的損害を与え続けてきました。しかし彼は最期まで「自分の言葉は正しかった」と言い張り、拡大解釈する韓国を正面から批判することはありませんでした。

また、ビジネスの世界に目を向けても、ホンダの三部敏宏社長が自らのEV全振り・エンジン開発中止の判断で巨額の損失を出し、多くのエンジニアが退職して、会社の将来に大きな傷を残すという報道がされています。。それでも周囲からの退陣要求を拒んで「ユーロの規定に則った正しい手続きだった」「自分が舵取りをして回復させる」と頑なに居座り続ける姿が話題になっています。

国家の重鎮、大企業のトップ。 いわゆる「超一流のエリート」たちが、明らかな失敗や損失を前にしてもなお、厚顔無恥に、自分のプライドを突っぱね続ける見苦しい姿を私たちは見てきました。

でも、実はこれと全く同じことが、日々の受験現場、特に「進学校の生徒たち」の間で頻発しているのです。

■ 進学校で勉強はできても反省はできない生徒たち

当塾にも、いわゆる名門進学校に通う生徒たちがたくさん来ます。彼らは学習能力も高く、中学受験や高校受験では成功を勝ち取ってきました。

しかし、高校になって暗記学習から理解力が必要な学習にステージが切り替わって、過去の受験で通用した学習が通用しなくなり理解不足に陥って成績が急降下しているにもかかわらず、 自分の学習姿勢を一切反省せず、「進学校でエリートの自分のやり方が間違っているはずがない」という思い込みから、完全に思考停止状態に陥る生徒はかなあり多いです。

周りの講師がどれだけ「学習姿勢を変えないと、今のままでは志望大学には行けないぞ」「プライドを捨てて、どう適応すればいいのか考えよう」と説得しても、彼らの耳には届きません。なぜなら彼らの脳内は、先述した河野氏やホンダの社長と全く同じ、次のような「エリートの防衛システム」が働いているからです。

■ 失敗を認めない人に共通する「3つの異常心理」

  1. 「結果」ではなく「過去への執着 」河野氏は「言葉の定義としては間違っていない」と言い張り、ホンダの社長は「ユーロの規定に則った正しい手続きだった」と主張し、進学校の生徒は「進学校に合格したオレのやり方は正しい」と思考停止に陥り、自己保身します。目の前で起きている「大損失」や「E判定」という冷酷な現実(結果)から目を背け、思考停止で自分を守り続けます。
  2. 周りを見下す「選民思想」 「周りの人間(批判派や講師)は、複雑な大局や、オレの秘めたる可能性を理解していない」という傲慢さです。だから学習塾や学校でいくら注意されても聞く耳を持たず、「いざとなってオレ様が頑張れば大丈夫だ」と本気で思っているのです。批判されればされるほど、彼らは反発し、ますます頑なになる彼らに年齢も社会人の経験も関係ありません。
  3. 経歴による「肥大化した自己肯定感」の罠 彼らがプライドを曲げないのは、心が強いからではありません。これまでの華々しい経歴によって自己肯定感が異常なまでに肥大化してしまった結果、「自分の考えや行動を疑い、反省する」という思考回路そのものが完全に消滅してしまっているのです。彼らにとって非を認めることは、自分のこれまでの全人生を全否定することに等しいため、脳が自動的に反省を拒絶してしまいます。

■ 結論:受験生よ、プライドの「使い道」を間違えるな

河野氏は最期まで非を認めず、国民から「国益を損ねた」と厳しい歴史的評価を下されました。息子の河野太郎にまで「もう政治にはかかわるな」と言われたほどです。ホンダの社長も、歴代の社長OBたちに「もう辞めろ」と引導を渡されています「【巨額赤字で“お家騒動”】ホンダ三部敏宏社長をホテルに呼び出し、川本信彦元社長(90)と雨宮高一元副社長(85)が放った“痛烈な一言”

では、これから未来のある受験生はどうあるべきか。

進学校に通っているという事実、それは素晴らしいことです。大いにプライド(誇り)を持っていい。 しかし、本物のプライドとは、「過去の肩書きにしがみつくこと」ではなく、「現実の失敗を直視し、それを乗り越えるために自分を変化させられる強さ」のことを言うはずです。

「いざとなれば大丈夫」という根拠のない妄想の鎧を着込んで不合格通知を待つか、自己反省して柔軟な思考と対応で受験を乗り切るか、このバカなエリートの大人たちを見てよく考えて下さい。人間は、長く生き、経験を積んでも、本質は変わらない。特に自分をエリートと思い込み、その自己承認が人生の全てである人間は、受験生でも年齢を重ねても微塵も変わらない。この大人たちを見て見苦しいと思いませんか?そう思うなら謙虚に自己を変えていきましょう。

ミドリゼミは、過去の栄光にすがる生徒ではなく、自分の弱さを認めて本当に成長できる生徒を、全力で応援します。私の経験と経歴全てで応援します。このブログに書いただけのことを言える先生や講師をあなたは他に知っていますか? ミドリゼミは小さな塾です。しかし進学校の生徒が集まってくる塾です。それはホームページで塾の紹介をご覧になればお分かりいただけるはずです「ミドリゼミ ホーム」「ミドリゼミ 学習方針」。

プライドは自分を守るためではなく未来を切り開くために使う生徒、そういう生徒にこの塾はその資質を活かして全力で応援します。

追記:日本だけではなく、欧州も同じ・・思い出したので書きます

欧州連合(EU)のトップである欧州委員会のウルズラ・フォン・デア・ライエン委員長も、全く同じ「傲慢なエリートの病」を体現しています。

名前から分かるように彼女は貴族階級で、医師から政治家に転身し、ドイツの国防相などを歴任した華々しいキャリアの持ち主です。しかし、ドイツ国防相時代には軍の装備不足や身内への不透明なコンサル発注疑惑(身内びいき)で激しい批判を浴び、無能と烙印され国内での政治生命が行き詰まってメルケルに庇護されるような立場でした。

そんな彼女が、なぜか2019年にEUのトップという最高権力座に就くことになります。理由は、当時のマクロン仏大統領やメルケル独首相らEUの首脳陣が、自分の言うことを聞きやすく無能ではあるが家柄もよくコネクションもあり、見た目も悪くなく、おまけに女性という有利なカードを持つ彼女を「扱いやすい神輿(みよし)」として都合よく担ぎ上げたからに他なりません。

首脳たちの思惑通りにトップに座った彼女が、大きな後ろ盾のメルケルの主張通り進めたのが「環境問題(グリーンディール)」と「移民受け入れ」のごり押しでした。

現実を無視した過激なEVシフトや脱炭素政策は、欧州の基幹産業である自動車産業や経済を疲弊させ、無制限に近い移民受け入れは、現在の欧州の治安や伝統文化を根底から破壊する凄惨な事態を招いています。その結果、欧州では猛烈な批判を人々から受けています。その元凶のメルケルは政治から引きずり降ろされました。

客観的な結果を見れば、ライエンも欧州を壊滅的な状態に陥れた戦犯です。しかし、彼女もまた周囲からの猛烈な批判や退陣要求を完全に無視し、自らの任期を延長して居座り続けています。政治家のように選挙と言う禊は彼女のポストにはない高級官僚だからです。まあ、批判されることが多い財〇省の官僚と同じですね。

彼女の頭の中にあるのは、経済の崩壊や治安悪化という「結果」ではなく、「地球を救う崇高な理念を掲げている自分」という肥大化した自己肯定感だけです。相手を「無知な民衆」と見下しているからこそ、どんなに凄惨な現実を突きつけられても、自分の過ちを反省する思考回路そのものが存在しないのです。

国家、文化、性別を超えて、こういう人間の思考回路は同じです。

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芦屋で500人以上、個別指導20年のベテラン講師が、毎日・全教科、中学生と高校生を指導します。御影高校・神戸高校、関西学院・同志社・神戸大学・大阪大学を目指す特進個別塾です。