涙の価値/塾編
価値のない涙
何回も簡単な失敗を繰り返す生徒、テスト範囲などでいい加減なことを繰り返し言う生徒、できない問題を出来た等言う生徒で、テストで酷い結果を取って泣く生徒などいません。反省は浅いし、反省しているように見えても、それは叱られないように取る繕っているだけのことも多い。
大した反省もしないから、何回も同じ失敗をしでかしてきます。家庭でも同じようなことをしでかしてきても、反省したそぶりを見せれば乗り切れたからこういう涙を見せることも、子供と親をヒアリングしていると多いと感じます。
美しい涙/萌えます
一方で、美しい涙を見せる生徒もいます。
テストで90点くらい普段とる生徒で、ある時70点代後半を取ってしまった生徒がいました。問題が難しかったから仕方がなかったんです。それに、その生徒は優等生でしたが、いわゆる天才型ではなく、思いもよらない難問に対処できる生徒ではなかった。だから、「お前はよう頑張った。他の生徒もでけへんかったんやから、仕方ないやないか。」と慰めたんです。
ところが、その生徒は、その日の授業中ずっと、「悔しい」と涙を流したんです。これ、中3の男の子です。
その生徒は、次回のテストで見事雪辱を晴らして神戸高校に進みました。美しい価値のある涙とはこういうのを言うんです。上のクソみたいな涙と、雲泥の差があります。
この両者の差は何なんだろう?/環境? 遺伝?
何度も言いますけど、私は他の塾よりも真摯に対応します。「頑張れない子供の場合、私はお母さんのために頑張っているんです」まで、私はしますよ。
でもね、この資質と幼少期からの家庭環境の差は埋めがたいです。