中高一貫校に高校から入るとどうなるか/金儲け主義の結果

高校受験で中高一貫過程に入るのは自殺に等しい

私立高校では、中学受験から入る中高一貫過程と高校から入る3年の過程を併設している高校があります。この場合、高校から入っても何の問題もありません。最近はほとんどなくなりましたが、以前はこの中高一貫過程しか持たずに、そこの定員の不足分を高校受験でまかなっている私立がありました。

そういう定員充足では毎年ほんの数人しか高校から入れないわけです。彼ら用のクラスも授業もなく、高校入学と同時に中高一貫過程に放り込まれます。高校受験に向けて中学の勉強しかしてこなかった子供が、もう高校2年生の過程に入っているクラスに放り込まれるわけです。その時点で落ちこぼれます。そんなことは学校も分かってるはずが、私立高校受験後高校入学までの2カ月近く、何もフォローはしません。2カ月詰め込んだら、高校1年生の数学と英語だけでも、少しは何とかなると思うんですけれどね。

塾の生徒で落ちこぼれた女子、落ちこぼれて塾に来た男子

もう10数年前ですが、芦屋がまだ1学区に入っていなくて、芦屋高校しか受けれない時期がありました。優秀な子供は私立を受ける以外なかったんです。私の塾でもその選択をした女子がいました。大阪の学校は通学が大変だからと六甲にある女子高を受けたんです。・・合格したその子に私は散々言ったんですよ・・「高校の勉強を全力で始めろ!」って。

でも、志望校に合格して浮かれている子供も親も、そんな言葉聞きやしませんでした。結局落ちこぼれて、芦屋高校に行っておけばもっとマシな大学に行けたのに・・ってことになりました。

また、大阪のとある男子校で入学直後から落ちこぼれて、夏休みくらいから私の塾に来た生徒もいました。上の女の子とほぼ同じ時代です。夏休みに何とかしようと親は思ったんでしょう。けれど、公立中学では優等生だった子供は、高校で惨めなことになって、すっかりやる気を失って立ち直らせることができませんでした。

結局、私の塾を辞めて、後でお母さんから「学校も辞めて、フリースクールに通っている。」という話を聞きました。

何でこんなことを学校はするのか?

何らかの原因で中学で辞めた生徒の定員補充のためです。落ちこぼれるのが分かっている生徒を採る理由はそれ以外ありません。中高一貫で年間数億円の授業料収入ですから、純利益はたかが知れています。数百万円分の教師一人の給料分の授業料は大きいのでしょう。あるいは、文科省の補助金を受け取るための定員補充。そのために十分なケアもせずに優秀な生徒を食い潰しているんです。これまでの結果から考えて、優秀な生徒の補充は言い訳です。結果的にそうなってしまった不幸ではなく、最初から分かっている悪事です。

その結果

上に書いた男の子の学校は、実は「私が見た最悪の学校指導・・中2で青チャート、高3で白チャートを教える進学校」で書いた大阪にある有名な進学校です。ここの子供は、結構塾に来たんです。指導内容から生徒補充まで見てきましたが、上位の生徒の「進学実績」を出すために、中下位の生徒は「授業料分捕り要員」としか見ていない極悪の学校です。私なら絶対に行かせません。

結局、その極悪校からは、その男の子が退学した年に、すべての高校入学組が退学したとそのお母さんから聞きました。上の女子校の例とは違い、付属大学への逃げ道がないから、執着する理由はないんです。

私からの提言

いずれにせよ、こういう学校がどれだけの生徒を犠牲にしてきたのかと思うと「学校」などと名乗る資格はないと思います。なかなかの進学実績と立派な校舎で生徒の笑顔や希望いっぱいの写真を載せた学校のパンフレットを見るにつけ・・・「アホか」と思う次第でございます。

保護者の方にあられては、学校のパンフレットや説明会なんかに、くれぐれも騙されませんように! あれは客寄せの宣伝に過ぎません。

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