成績保障〇〇点アップの塾はホントか?/マリア・カラスに学ぶ成績保障

私はできませんでした

塾の壁に「中間テスト150点アップ」「数学30点アップ」など書いている塾は、私からしたら「あり得ない」。

それは、成績中位の子供を上位へと教えげることを意味します。そして、それは「中間テストの結果から見る成績中位と上位の差/秋風が身に染みるぜ」に書いた通り、理解力のない子供に理解力を植え付けることに成功したことを意味します。無理強い暗記させ、教え込み、問題を解かせただけで、応用問題も解けるようになって50点が80点になることなんてありません。

本当に稀に、優秀だがサボっていた子供が、何かの拍子にやる気になって、そういうこともありますが、過去私の20年の経験でも、成績中位から上位に劇的な上昇をして親が狂喜するような受験結果を叩きだして定着させた生徒は、思い返すだけで10人少ししかいません。

できなかった理由

だって、中学程度のレベルでは、サボっていても、出来る子供はそれなりの点数を取ってきます。50点や60点しかとってこないことは、ほとんどありません。そんな大幅に上げようがありません。高校生なら、それほどサボってきた子供を教え込んでも、そう簡単に基礎学力の不足を埋められ訳はない。それに、やはり壊滅的に出来ない子供は、高校の学習を理解できる能力がそもそも備わっていません。

理解力など、教えて身に付くものではありません。それに、サボり癖がついて酷い点数を取ってきている生来の加減な性格の生徒に、私がどれだけ頑張っても、一生懸命頑張ることを身につけさせるのは極めて難しいです。生まれ持った能力や性格なんて、そうそう変えられませんよ。

ハッキリ言うと、芦屋高校やっとのレベルの生徒を御影高校上位・神戸高校レベルにまで引き上げれた、その芦屋高校で真ん中ぐらいのFランク大学一直線の生徒を関学に放り込めたという例は、極めて少ないということです。それだけに、その激烈なほどの能力の伸びは、鮮烈におぼえています。

もし、どの人間もそれほど優秀に変えられるのなら、社会への貢献度はすこぶる高く、ノーベル賞10個分くらいの価値があると思いますよ。

ではウソなのか?/ウソだと思います

そんなノウハウがあるのなら、その塾は大手にのし上がるでしょうし、その前にそのノウハウは講師の独立や引き抜きで日本中の塾に広がるでしょう。けれど、そんな都合のいい指導メソッドなど聞いたことがありません。個人の塾長などの腕に依存している特殊なものなら、私なら「授業料、1カ月30万円」堂々と言いますね。それでもその塾の通うために、学校を転校してでも全国から札束を握りしめた生徒と親が行列を作るでしょう。そんな塾、聞いたことありますか?

普通の値段の塾がそんなことを言ってるとすれば、それは「ウソ」ということです。「成績保障」なんて言う塾は、1回でも成績が上がったら保証期間終わりというところが殆どです。一昔前に流行った得点明示型の成績保証型の塾広告も激減しました。点数保障型なんて、細かい取り決めがあって、膨大な授業数を受けさせて、それでダメなら「この項目に・・」となんだかんだと言って料金を返さず、貰えるものだけ貰ってバイバイというよくあるビジネス手法です。

多くはワンランク上げるのが精一杯

塾でできるのは、その生徒の能力の範囲内で、できるだけのことをしてあげれるということだけです。でも、これさえやっているのは、非常に良心的な塾だと思います。ほとんどの塾は、「スイミングスクールと学習塾や進学校は同じビジネス手法です」に書いた通り、成績中位の生徒など授業料搾り取り要員にしか見ていません。

塾でできるのは、成績中の生徒を中の上に上げることです。これは理解力のありなしという壁際ギリギリまで、理解力なしの側から追い込むことを意味します。余りにもいい加減な子供をシャッキリとさせて、おぼえなければいけないことをおぼえさせて、50点だった子供に70点を取らせることです。学習の前に子供の性根を叩き直さないといけないので、非常に困難でしんどい作業です。

あるいは、成績上の下の子供を上の中に上げることです。70点代をうろうろしている子供に80点代を取らせることです。これは理解力がある壁の上の生徒に応用問題を教えてできる問題を広げるという、一番楽な作業です。学校ややる気のない塾では教えないマトモな学習を教えればいいんですから、本来の塾の仕事であって、ものすごく楽な作業です。だから、塾はこのレベルの生徒を採りたいんですよ。とっても楽な仕事で親にも生徒にも感謝され、塾の実績も上がるからです。

でも、中を上に上げるのはムリゲーです

しかし、この理解力の壁を越えての中から上への移動は、簡単に言うと50点の生徒に80点を取らせるのはムリゲーと思われるほど難しいです。いい加減な性根を劇的に改善して、その上、生徒の生来の能力である理解力を改善するというのは、私の経験からも不可能に近いと思えます。

トレーニングや努力ではなく、脳の移植などでもしないと不可能に思えます。好きなものだけ食ってダラケ切っている肥満の人間に、いくらトレーナーがシャカリキになってトレーニングさせてもダイエットなんか無理筋です。だって、目の届かないところで隠れて食う性根は治りませんし、太りやすい体質も変更不可能です。高い金を払ってパーソナルトレーニングなんかしても、「元を取らないと」とその時は痩せても、1年もすれば大抵リバウンドで元通りです。

マリア・カラスが冴えない一介の歌手から頂点に駆け上がった成功保証型の秘策

マリア・カラスというそれほど有名ではなかった肥満の歌手は、一大決心をして、サナダムシの卵を飲んで決死のダイエットをしました。そして典型的なラテン美人に変身して、イタリア・オペラでトップスターの座を手に入れました。それまでは、体が楽器のオペラ歌手では、樽のような体形のオバちゃんが薄幸のヒロインを演じていました。当然、ステージ上は目を覆いたくなるような惨状だったわけです。そのオペラ界にカラスは劇的な革命を起こしたんです。

今では胃の切除手術なんかもありますが、当時としては100kgの樽を50㎏のヒロインにするにはこの方法しかなかった。彼女は命を懸けてサナダムシの卵を飲んだことでしょう。そして、痩せた体でも声は痩せさせないように、どれだけのトレーニングをしたことでしょう。まあ、本人にこのくらいの覚悟と根性があれば、並みがトップに駆け上がることもできるんでしょう・・・お子さん、どうですか?サナダムシの卵飲む覚悟と根性ありますか?

でも、まあその体格のせいもあってか、カラスの全盛期は短かったです。その全盛期の貴重なビデオです。

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