薬学部終了の予感しかしない/アマゾンが調剤薬局に進出

アメリカで起こることは、数年後に日本で起こる

アマゾン薬局が業界に嵐 関連他社の株価急落、時価総額220億ドルを吹き飛ばす」だそうです。最近は修士まで出てやっと薬剤師免許を取れるんですが、働き口さえなくなるかもしれません。

因みに、郵政民営化で保険事業にアフラックを参入させたのは小泉政権下の竹中平蔵。竹中平蔵の下で働いていたのが菅現総理。そして、今度は竹中平蔵をブレーンとして政権内に取り込んでいるんです・・・。アフラックの次はアマゾンか!?

私にしたら朗報/でも薬学部には悲劇

一方、我々にしたら便利ですよね。医療ビルなどの混んでる調剤薬局なんか結構待たされますし、空いている関係のない調剤薬局に行くと「その薬は取り寄せになる。」など言われます。アマゾンでオンラインで注文し、2~3日で届くのなら文句はありません。

まあ、修士をでないと薬剤師免許を取れなくなってから、薬学部の人気はダダ下がりですけれどもね。だって、私立なら、修士に200万円くらい払わないといけない。それで調剤薬局勤務じゃあ、やってられない。薬学部が人気だったのは、他の理系学部と授業料はそう変わらずに免許が取れることだったんですから。

薬学部で生き残るのは製薬会社の研究開発職に就けるような上位の国立の薬学部、この辺で行ったら大阪大学くらいかもしれないですね。大阪大学の薬学部は、簡単には入れませんよ。

士業の就職を考える

親世代では、私立の薬学部は理系で割と優秀な女子が集まるところだったんですよね。だから、高根の花だった憧れの女子に思いを馳せて、娘にも薬学部を進める親父さんが結構多いんですよ・・・・世の中変わったんです。

ところが、現場で薬学部出身の女性社員と研究所で働いた私のイメージは、悪いです。彼女たちは大卒で研究補助として、院卒の私たち研究員の下で働いていたのですが、試験勉強しかしてこなかった彼女たちは全く専門知識はないばかりか、「士格」持ちとしてプライドだけは高く、もう「勘違いした使えない腰掛OL」の典型でしたから。それで、研究所では薬学部から研究補助の採用を止めました。

これは弁護士資格を持っていても就職に有利にならないというのと似ているかもしれません。実務も知らず経験もないのにプライドは高く、職場をひっかきまわされるくらいなら、金を払って法律事務所と契約して思う通り動いてもらう方が良いんでしょう。でも有力な大手弁護士事務所に就職できるのは、東大卒などの一握りだけ。で、法科大学院は壊滅状態にある。研究職だった私は弁護士事務所とは接点はありませんでしたが、弁理士事務所の扱いは、私の居た会社でもそうでした。

ということで、若いころに薬剤師に苦労させられた私の根性はひねくれています。アマゾン、ガンバレ!

こういう天地変動が、次はどこで起こるでしょうか? 医者だと思います!

調剤薬局の薬剤師なんか、資格の名義を薬局が欲しいだけで、顧客には何も役に立ってません。オンラインで便利な調剤薬局が開局されたら、その辺の調剤薬局は軒並み閉鎖で、多くの薬剤師は失職します。他に似たような商売なら、町医者なんかそうでしょうか? 患者が「風邪だ」と言えば風邪薬の処方箋書くだけ、検査で血圧などが引っかかれば嬉々として薬渡すだけのが多いですからねぇ。薬局の薬剤師も町医者も、患者にとっては、検査をして薬を買うための存在でしかないことも多い。

アマゾンが遠隔操作とAIなんか使って、アマゾン・ドクター「お家からでも職場からでもお好きな時間に診察を!24時間オープン!処方薬も自動発送!!」なんてやり始めたら、「鼻炎のクスリさっさと渡せや!ゴラ~」だけで医者に通っている私なんか、一発で切り替えますからねぇ。

薬学部の次は、卒業までに2000万円とも言われる私立医学部の淘汰がはじまるんでしょうかねぇ? 跡継ぎのために町医者の息子が寄付金積んで私立の医学部に行く時代は終わるのかもしれませんねぇ。

まあ、医師会や薬剤師会の集票能力と寄付金しだいですかねぇ。でも、国も高齢者負担を2割にするとか言いだして、なんとか医療費の負担を減らしたいようですし、診療報酬を削減してオンラインに集約なんて・・・どうなんすかねぇ?

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芦屋で500人以上、個別指導20年のベテラン講師が、毎日・全教科、中学生と高校生を指導します。御影高校・神戸高校、関西学院・同志社・神戸大学・大阪大学を目指す特進個別塾です。