塾にライバルを探しに来る愚行/この親何言ってるんや?

学校にライバルいないんすか?

今年はまだいませんが、例年多いのが、「ウチの子、勉強しなくって。塾でエライ生徒を見れば、刺激を受けて変わると思うんです。」と子供を連れてくるお母さんです。

アウトです。多くは私の話に失望してお帰りになります。

「エライ子からアホな子まで、ライバルだらけの学校に行って、ボケ~ッっとして『アイツみたいにガンバロ』とも『ああいうふうにだけはならんとこ』とも思わん子供が、何で塾に来て急に覚醒するんですか? 無理ですよ。」と私は言ってしまうんですよ・・・まあ、もっと砂糖菓子に包んでいいますがね。

だって、そうでしょ? 私間違ってますか? 学校で他の生徒を見て「私もガンバロ~」とも考えずに、「漢字、面倒くさいからおぼえるのんイヤヤねん。」なんて言う子供を預かってなんとかなると思いますか?

まあ、けど、お察しはしますがね

まあ、けど、お察しはしますよ・・・怒っても、褒めても、応援しても、何をしても「面倒くさいねん~」とボケェ~ッとしている子供には「そうだ、ライバルだ!」しか残ってないですもんね。

しかし、私が怖いのは、その夢想の責任を全部取らされることです。だって、親が「ライバル」って言ってる時点で子供を悪くないと思いたいんですから、成績が上がらない場合塾を悪者にするしかないわけでしょ? 

・・・私、詰め腹切らされるの嫌ですぅ~。

ライバルは自分だと分からない子供など成績は上がらない

他人に責任を求めなければいけないのであれば、その時点で見込みはありません。自分の未来をかけて勉強に打ち込まない子供など、他人が手助けしても成績なんか上がりませんよ。ライバルは自分なんでしょ? 自分の将来に責任を持つために頑張るんでしょ? 中学生では難しい話ですか? 

そんなことも分からないって言ってる時点で、アウトどころか、チェンジです。

その責任を他人に投げつける親の子供など預かれない。いじめっ子の子供を「虐められる方に責任がある。」と擁護しているに等しい。

以上です。

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芦屋で500人以上、個別指導20年のベテラン講師が、毎日・全教科、中学生と高校生を指導します。御影高校・神戸高校、関西学院・同志社・神戸大学・大阪大学を目指す特進個別塾です。