親の愛情につけ込んだビジネス/こんなのに「イイね」してる親って・・
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「子どもの言うことを何でも聞いているとわがままになる」という説は、児童心理学の研究で否定されました。子どもを勉強好きにするには、勉強についてほめることが大事です。「宿題大変だったね」「がんばってるね」と勉強したこと自体をほめてあげてください。「式は合ってるね」など、ほめられる部分を探し出してほめてあげましょう。しつけを優先すると人の道から外れます。親である前に人間でありたい。
改変して書きましたが、ここ数日の投稿だけでも、こんなのばかりです。
これ、児童と言うより幼児の話でしょ? 上位の進学校ならこれも通用するけれど、公立中学や中堅の高校でこんなことやってたら、学校が動物園になるだけです。
「子どもの言うことを何でも聞いているとわがままになる」と思います!
そもそもこの研究て言うのは、何歳児を相手にしたものなんでしょうか? 中学生や高校生の学習で「テスト前に漢字くらい何でおぼえられへんねん!」っていう中学生に、「この基本の式はあってるね」、でも「これも、それも、あれもアカンやないか~い」と言う高校生に、出来ているところだけを褒めていていいもんなんでしょうか?
こんな生徒を限りなく見てきましたが、舐めてつけ上がるだけだと思います。信賞必罰、褒めるときはほめて叱る時は叱る、以外ないように思いますが・・・・。
ビジネス対象は親に嬉しい情報を望む親です
自分たちに嬉しいことを言ってくれる親の興味を引いくことが、こういうビジネスの目的ではないかと思います。とにかく褒める、叱るはダメという「親に嬉しい」ことを書いている情報は至る所にあります。「子供がどう育つか」など念頭になく、「親の興味をどう引くか」ということが戦略になっているビジネスなのではないかと思っています。
子供と一緒に楽しい時間を過ごしたいだけの、躾など頭にない親がすごく多いですし、、家庭内で揉め事を起こしたくないから子供にも嫌なことは言いたくない方も結構多いです。大きなビジネス市場があるんです。
こういう方をターゲットにして「それでも大丈夫!」って、ビジネスにしてるんではないかと思うんです。
尻拭いは嫌です
私はこういう考えをお持ちの方のお子さんは入塾していただきません。
「何やっても許される」「やったもの勝ち」で、こちらの指導にも従わず、好き勝手にやり続ける子供など、苦労して教えても、まともに勉強することさえありません。学習指導の前に「漢字は書いておぼえろ!」「教科書ボ~って眺めてるだけでおぼえられるかい!」と躾レベルのことを毎日際限なく繰り返しても、「こんなだらしない事を毎日続けるなら、もう塾を辞めてもらうから。」と言ってもカエルの面に小便という子供が出来上がります。
その淀んだ空気を塾中に放出し、塾が澱んだ雰囲気になります。塾に数人そういう子供がいると、塾の雰囲気がとてもだらしなくなります。
もちろんテストで酷い点数を取り続け、私は真っ蒼になり、親からは「何教えてるんですか?」「期待はずれです。」なんて責められます。その上、「もう無理。塾を辞めて欲しい」と言うと「子供が傷ついた!」って叱られるんです。
塾だから尻拭いしてることもありました
一旦預かった以上、頑張れるところまでは頑張ります。子供には愛想が尽き果てていても、塾を選んでくれた親御さんへの責任があるからです。最後は、もうそれだけです。でも、もう無理だと思うときは手を離します。退塾してもらいます。親と話をしても解決しないので、アッサリと辞めてもらいます。
もし、そんな子供が社会人になって、私が上司なら、何度注意してもダラダラ手前勝手なことをやり続けて職場に澱んだ雰囲気を放出する社員など、容赦なく飛ばします。残念ながら、日本の上司はアメリカのように解雇権はないですからね。
労働法規と同じ様に、塾でも「試用期間」が必要だと思います。最近は入塾説明の際に、「だらしない学習を続けると辞めてもらう。」と言明します。