公立中学のクラブ活動が改善されている件/でもまだ酷いクラブもあります

クラブ活動に活動制限を市がかけたようです

以前は、週7日のクラブ活動は当たり前。子供は家に帰ると疲れ果てて何もできないに近い状況でした。それだけでなく、素人の教師や先輩まかせの長時間の毎日練習で、故障やケガをしている生徒もいました。

一番ひどかったのはブラスバンドで、大会が冬休みの後にあるために、入試直前の3年生を退部させずに、入試直前まで練習漬けにしていました。

狂っています。

何故こんなことが許されたのか?

例えば、近隣の中学の野球部では、定期テスト前にクラブ活動を休まなければいけない時期に、顧問の教師が生徒に金を待ってこさせて郊外のグランドを借りたりバッティングセンターに行ったりしていました。理由は、定期テスト後にある大会で勝ちたいからです。

この教師、学校の先生である前に、クラブの監督なんですよ。こういう一部のキチガイのために、特定のクラブがバカげた活動をして、それに他の教師や学校全体が巻き込まれていたような気がします。

文科省が問題視して、市の教育委員会がそういうクラブに活動制限をかけて、クラブ命の教師の活動を制限してからは、クラブ活動は「まあ、そんなもんだろう。」と私が思う状態に落ち着きましたから。

クラブ命の教師は何でそんなに夢中になるのか?

理由は二つあると、長い間見てきた私は思っています。

学校という機関が、教育内容で先生を評価できるようにはなっていないため、実績を残して評価を上げたい教師はクラブ活動の成績にこだわるということです。だから、「板書を写すのに精一杯で授業を聞けない生徒たち/ノート提出で平常点なんかつけるな」のような授業や評価方法がまかり通るんです。

次に、教師の自己満足を増長させる機関がクラブであったのではないかと、私は思っています。どちらかというと、私はこの要素が大きいと思っています。だって、授業や他の学校活動では言うことが聞かない子供が、体育会系のクラブ活動になるとピシッっと先生の言うことを聞いてくれる。そりゃあ、教師はうれしくなりますよ。これは、自分の言うことを聞いてくれない子供や嫁より、自分の言うことを聞いてくれる会社の部下との飲み会やサッカーチームの子供たちへのコーチに精を出す父親と同じ構図です。

そういう教師の決まり文句

まあ、いずれにせよ教師が自分のために生徒を犠牲にしていることには違いがありません。

そして、私が特に腹が立つのは「クラブ活動で勉強できない」という生徒に対する、こういう教師の言い分です。「でも、ウチのクラブから神戸高校に行く生徒もいるわけだし、勉強できないのはキミの問題です。」と、クラブ至上主義の教師は必ず言います。

勉強をそれほどせずとも成績がいい能力の高い生徒を引き合いに出して、なんとか自分の将来のために頑張ろうとしている生徒の将来を潰しても平気なわけです。そんな努力をしなくても中学程度の学習なら分からないところがない生徒が少数いることも、一生懸命頑張ってやっとという生徒が大半なことも一番よく知っているのは教師です。だから、クラブ至上主義の教師は、確信を持って、多くの生徒の将来を踏みにじっています。

わが市のブラスバンドは、今だに3年の冬の大会までクラブをしています。狂っています。・・・私が親なら教師のために生徒を犠牲にするクラブなどには絶対に入れません。

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芦屋で500人以上、個別指導20年のベテラン講師が、毎日・全教科、中学生と高校生を指導します。御影高校・神戸高校、関西学院・同志社・神戸大学・大阪大学を目指す特進個別塾です。