高校の現代国語の記述問題に思う/マークシートの方が良いと思う

中学の国語とは?

新しく高校1年生になった生徒の答案を見ていて、今回指導したことがあります。それは、高校と中学の記述問題の違いについてです。

中学の記述問題は段落構成を聞くものがほとんどです。説明文で「~とはなぜか?」と聞かれれば、結果を導き出した理由が書かれている段落から適切な文章を抜き出せばいい。小説文で「~はどう感じていましたか?」と聞かれれば、その状況を説明している段落から適切な文章を抜き出せばいい。要するに、中学の国語では解答は文章中にそのまま書いてあるんです。

ところが、この段落構成を理解できていない子供が、「こっちにも似たようなことが書いてあるのに、何でこっちを選んだらアカンのか?」とか言いだすんです。出題意図が理解できていない大人なら「そうやな、なんでこっちやったらアカンのやろ・・」と答えに窮することになります。

適切な段落構成を理解できているかと聞いている問題に対して、似たようなことを書いてあるから例や結論の段落から選んではいけないと言う問題意図とお約束を分かっていないんです。

高校の現代国語では?

この段落構成を判断すると言う所は同じなんですが、抜き出しができるような形で明瞭に書いてくれていないのが高校の国語なんです。それっぽく書いてあるところを選んで、自分でまとめないといけないんです。

ところがここで問題が生じます。まとめるわけですから、解答は10人10通りになります。模範解答では、書かなければいけない要素は示せるだけです。だから、「これは書いてあるけど、こっちは書いてないから、減点3」とかいう風に採点するんですが、中には「正解とほとんど同じじゃないとダメ。」という教師がいるわけです。

こういう教師は、「すべての要素をキチンと書いてないとダメ。」と言う厳格さというよりも、いちいち丁寧に解答を見て採点するのが面倒を優先するからです。だって、真面目に採点すると「こっちはこれがないから減点3」「こっちは、こう書いてあるから・・どうしよ・・ウ~ン」というとても面倒なことになります。

私も、生徒が持ってきた答案で、模範解答と見比べて、何でこれが×なのか、減点なのか、ハッキリと分からない時があります。もう教師のさじ加減としか言いようがありません。

マークシートの選択肢の方が公正だと思う

選択肢の問題であれば、こっちはこの要素とこの要素、こっちはこの要素と違う要素、と言うふうに選んでいくのですから、採点のさじ加減がなくなります。記述問題を並べるより厳格な採点ができ、公正です。

その上、キチンと正解の構成要素を聞くのですから、記述問題に比べて読解力を見るのにマークシートが劣っているなどないと思います。

国語は記述式じゃないと学力など測れないと思っている方は、国語=書くという先入観に捉われて、肝心なものを見ていないのではないかとも思います。

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