塾の禁句、子供の限界/それを間違えて子供の将来を潰す親

学習にも適性があります

スポーツや音楽、絵画などと同じで、学習にも適性があります。高校レベルになると、教科にも適性が出てくる。理系と文系と言うヤツです。

この適性、子供の限界を保護者と共有し間違えると、塾には悲劇が起こります。頑張って教えて、子供の能力を精一杯引き出したのに、「何で、もっと成績が上がらないんですか!」ということになる。

より悲劇なのは、子供に学習姿勢や基礎学力が身に付いていないので、一生懸命「躾」をして、これから成績を伸ばそうと言うときに、「まだ成績が上がらないんですか!」と言われて、他の塾に移られることです。

一番しんどい指導をこちらが受け取り、学習を吸収できる状態にした生徒の成績を他の塾で上げられ「やっぱリ塾を移って良かった!」なんて言われる。これが最大の屈辱であり、悲劇です。

だから塾によってはいい加減なことをしだします

だから、この子供の限界が保護者と共有できていない場合で、「そういうことを言われるのなら、もうすぐ辞められるな。」と塾側が察知した時、それ以後塾は熱心に教えなくなります。

だって、他の塾に油揚げをさらわれるのは、一番嫌なことですから。

だから塾と保護者の意思疎通は重要です

子供の能力や限界について塾と親の判断に大きな乖離がある場合、塾にとっても子供にとっても良い結果は生まれません。

そんなことが分かっていても、塾もビジネスです。親から怒りを買わないように、あるいは親がソッポを向くまでの短期間でも金を落としてくれればいいと思っている塾は、子供の能力について有耶無耶なことを言い、親からのクレームなどに対しても当たり障りのないことを言い続け、金を搾り取れる期間を延ばそうとします。

当たり障りのないことばかり言って、子供の能力の限界と塾で出来ることの限界を明確に言わない塾は行くべきではないと思います。でも、ホンネを言う塾を敬遠する親も多いのが実情です。でも、これはどの業種でも同じです。

で、限界はなかったことにする?/拗らせた結果

こういう本音を言わない塾、キレイごとしか言わない塾を好まれる親御様で、「努力すれば!」とおっしゃる方は実に多い。ご自分は打ち破ってこられましたか? いくら頑張っても、届かない偏差値、追いつけない友達というのはなかったですか?

なかった、いなかったというのなら、逆に言えばそれは限界を知るまで頑張ったことがないのではないかとしか思えません。失礼かもしれませんが、正直そう思います。あるいは、愛情で目が曇って、自分の子供のことになると訳が分からなくなっているのか? 

中には、限界が分かっていても、それに目を瞑りたくて、見当違いのことをし出す方まで現れます。例えば「目の曇った親こそ教育業界のターゲット」に書いたような母親です。親の欲目から間違えた進路に進まされ、将来を潰された子供は最大の被害者です。成績の悪い子供が並みの公立校しか行けないことを受け入れられなかった母親が、「じゃあ、農業高校に行かせてバイオの研究者にさせます!将来は製薬会社で研究者です!」となったわけです。で、遠方の農業高校に進んだ息子は「近くのスーパーとかしか就職口がない・・・」と嘆くことになったわけです。

そこまでは行かなくても、普通に拗らせると

まあ、キレイごとしか言わない塾のもう一つの戦略は「煽て上げ」です。「ここなら進学できます!」と上目の学校を推す。親は、その学校名に目が眩んで、子供の尻を叩き続けて、塾に通わせるというビジネスです。

子供の学力の判別がまだしにくい中学受験で多発します。小学校4年生で「甲陽は難しいかな・・・でも六甲頑張りましょう! 六甲なら国立大学です!」って焚きつけられ、その六甲に行けたはいいが、ギリギリで入学して落ちこぼれて普通に公立に行って楽しく学校生活を送っていたなら進めた大学にも頑張り抜いた挙句進めない生徒は学校全体の半数近くに上るわけです。だって、真ん中で関学や関大ですよ。「進学校に進んで、4年半も高校の学習をして、なぜ多くの生徒は関西学院大学にも合格できないのか?」などに書いた通りです。

あるいは、5年生になって「六甲はちょっと難しいかな・・でも大学がついている関学なら安心ですよ! それに中学高校で頑張ったなら外部進学で国立大学も!!」と誘導され、6年生で「関学はちょっと・・でもせっかくここまで来たんだから、最後まであきらめずに頑張りましょう!」って、結局さらにその下に行って、「こんなことなら、公立中学でも同じやん。」って気持ちにいかに蓋をするか日夜苦悶することになる。

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