親はなぜ勘違いするのか?/お子さんの学力は親が思うより2ランク下

親が思うより子供の学力が低い理由:私立編

これはもう簡単です。進学校や進学コースがやたら滅多たらできて、優秀な生徒が分散して、親が「○○学園」に期待している学力の生徒が以前より少なくなっている。

だから、どの進学校でも親世代より大学進学実績は目を覆いたくなるほど落ちています。中学受験で受かれば親が小躍りするような甲陽レベルの進学校でも、昔は神戸大学なら医学部くらいしか来なかったのに、今は普通の学部に来れたらマア仕方がないかといことになっている。

けれど、中学受験で「甲陽レベル!」と塾は言って親をたきつけても、「昔ほどの大学進学実績は・・・」とは言わないから、親は自分の感覚で幻想を抱いている。その幻想と子供の学力はかけ離れたことになっている。

だから、本来なら私立専願で3教科の学習する余裕しかない子供に、「大学共通試験だ!」とか「国立大学だ!」とか言って余計な科目を学習させて、切羽詰まって3教科受験の私立を受けても肝心な科目の学力不足で落ちてしまう。

親が思うより子供の学力が低い理由:公立編

これは「この5年間の生徒・親の変化/中流の崩壊は大人社会だけではない」などで何回も書いているように、阪神間では5割以上の生徒が中学受験をして公立に進まないことに起因している。

大げさに言うと、成績の良い生徒の多くは私立に中学から通い、その他の生徒が公立に進む。その上、絶対評価で通知簿は甘々になっているので、漢字もおぼえられない・計算もできないような生徒に通知簿3がつく。この現状を親が認識していない。「通知簿3の秘密/上位から90%の生徒で3がつく

だから、親は「通知簿3なら、塾に通わせればなんとかなる。」と思っている。今の通知簿3は、漢字もおぼえられない親世代の通知簿2です。

親が思うより子供の学力が低い理由:エリート家庭編        

親が高学歴の場合、早くは中学校から、遅くても高校からそれなりの学校に進み、職場でもそれなりの同僚や後輩に囲まれている。

だから、机の前に2時間も3時間も従順に座って10個の漢字もおぼえられない、20個の簡単な計算問題も出来ないという「通知簿3」の中学生を想像できない。そんなヤツは見たこともないからです。

机の前に3時間も2日連続で座って、全力投球の学習をして、数学の二次関数の解法のポイントさえ把握できない高校生など理解できない。そんなヤツ、自分の周囲にいなかったからです。

だから、子供の学力が分からないし、想像できないんです。これに上に書いた誤解が重なって、よけいに悲劇になる。「この学校に行ってるのに、なんで???」となる。「自分の子供ならこのくらいはできるはず。」という親の願望が???に拍車をかけてすべてを狂わせる。

私の提案

私立では親世代と今の学校は名前が同じでも別物です。公立校では通知簿が4以上でないともう手遅れということをよく認識してください。自分の経験は全く役に立たない。

特にエリート高学歴のお父様では、自分が普段接している・接してきた人間との経験は全く役に立たないことが多いです。一流企業の場合、「このボンクラは!」と思っている若手社員でも、お子さんの数倍超優秀です。お父さんの経験が役に立つお子さんは名だたる進学校で何一つ心配のない成績を取っている場合だけです。

自分の経験を捨てて、子供の答案をよく見て現実を把握する。その上で、本当に頼りになる専門家の意見を聞き、その意見の妥当性を把握する。この時は、専門家と言う連中は、金目当てのコンサルと同じ程度のことしか言わないことを心しておく。そして、今後の方針を練る。要するに、親の欲目は捨てて、会社で行っているのと同じように現実を直視した判断をすればいいんじゃないでしょうか。

親の愛情は、世間を相手にした進学の判断では邪魔になる。親の愛情が必要なのは、その判断の後のケアでです。

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