関関同立志望者の学習
今回は内部進学も含めた私立大学の志願者についての学習指導です。私立の志願者の場合、以前から述べているような数学と英語の予習中心の学習を進めても途中で挫折してしまうことが多いのが実情です。
文系は英語8割、古文2割、理系は数学7割、英語3割
これが文系志望者なら、予習を英語だけに切り変え、余力があれば古文の文法を少し学習させて、3年になってから長文読解や社会などのプッシュをしていけば大丈夫です。
もし理系志望なら数学中心の予習にします。数学は得点差が開きやすい科目で、得意な生徒はこのクラスの大学の難しくない入試問題だと5問ほとんど解きますが、不得意な生徒だと2問程度しか解けません。得点差は50点開きます。この差は英語が得意不得意で埋まるものではないからです。英語は学校の復習ということになると思います。
指定校推薦を狙うのであれば、授業が有る日の普段の学習を数学中心に行い、後は古文の復習、それにテスト前には数学や英語の前もった予習や復習で余力がある分、他教科のテスト勉強をしっかりとやって通知簿でも良い点数を稼ぐという方式です。
関関同立志望者に対する塾の最大の仕事 勉強を続けさせること
これを生徒の意欲や学力などの様子を見ながら、学習が嫌にならないように時にはなだめながら、続けさせるのが塾の仕事です。関関同立クラスでは難しい問題など出題されないのですから、とにかく途中で投げ出させないようにして最後まで続けさせることです。
この塾では、この方式を守って最後まで塾に 通ってくれた生徒のほとんどを関大や関学、なかなか学力的に難しい場合でも甲南大学は入れています。関関同立クラスの入試問題は学校から配られた参考書や問題集レベル、甲南に至っては教科書が理解できていれば十分だからです。特別な学習は必要ありません。
「そんなことはない。やはり関学コースに入らないと!」と予備校に言われて高い授業料を払っておいでの方でウソだと思うのなら、実際に入試問題をご覧ください。驚くほど簡単です。何のひねりも、思考力が必要なことさえありません。教科書やチャート式問題集そのままです。それも青チャートではなく黄チャートという下のレベルのものです。
少子化の上に学部増設で大学の定員は増えているんですから、関関同立は親世代に比べて、すごく簡単に入れます。真面目にコツコツ努力していけば、必ず合格できます。だからこの塾は毎日開けているのです。