中学生の数学、受験に成功するかどうかの早期判別方法
まず、今習っている正負の数の計算でつまずくのなら、諦めましょう
1年生の最初の期末テストで、(-3/4)2×0.63+(-7/2)3 x{(-3/2)2+0.8}ぐらいの計算ができないのなら諦めましょう。数学の前に四則計算の基本ができていません。あるいは、キチンと式を書いて効率よく処理するという作法が守れずに、行き当たりばったりでその場その場で解決する癖がついているから、少し複雑な計算になったらできないんです。この癖は学習についてではなく、何に対してもこういうことをしてきた癖です。生まれ持った資質か、今までの家庭・学校教育の結果です。諦めましょう。
こういうバカげたことがないように、小学生時代にたとえ受験しなくても中学受験塾に通わせ、キッチリとした基礎学力と習慣を身につけさせるのは大事なことです。最下位のクラスでもいいですから、受験など無しにして、修行のつもりで放り込んでください。ただ、あまりにもだらしない子供の場合は、何をやっても無意味だと思います。
上位の学校に行けるかどうかの判別
2学期になると方程式を教わります。ここの文章題で「200gの食塩5%と何グラムの8%食塩水を混ぜると7%の食塩水ができるでしょう?」という簡単な応用問題に苦労しているようなら、通知簿4も御影高校もムリです。この問題は論点を図示して整理して、それから式に起こすという順序を踏まないとできません。この問題ができない生徒は、「難しいからできない」のではなく、「キチンと順序を踏んで解かない」からできないんです。
この、キチンと順序を踏んで考えない姿勢と言うのは、数学についても、全ての科目についても同じです。と言うか、日常生活全てにおいて同じでしょう。あらゆることに対してA=Bという単純な思考回路はできても、A=B,B=CだからA=Cという順序を踏んで自分で整理しないといけない思考回路ができないから、何をやっても応用問題は解けません。上位の高校、大学はこの時点でありません。
しかし、この文章題ができない半数の生徒は、論点の前に%の計算ができない小学校5年生でつまづいています。もちろん、時刻計算、速度計算など単位計算全て苦手です。といういより、全科目で中学の学習に必要な学力がすでに不足していると考えた方が良いでしょう。いずれにせよ、上位の学校に進むことは難しいと思います。こうはならないように、中学受験塾に基礎学力養成の目的で放り込んでおくのは大事です。
私の経験では70%の公立中学性が小学校の単位計算ができずに中学の学習でつまずきます。簡単に言うと、通知簿で軽々と4を取る生徒以下全てです。優秀な生徒の大多数が中学受験塾に教育を依存している小学校では、教育などすでに崩壊しています。ご存じありませんでした? じゃあ、日本の県名でもそこいらの国の名前でも書かせてみてください。小学校に教育を放り投げてきたことがどれほど愚かだったか、お分かりになると思います。
ビリギャルは可能か?
偏差値35と言うのは、このレベルで進める中堅高校に進み、そこで遊び倒して、一向に進歩していない高校生を指します。英語も数学も高校受験から一切進歩していません。それを高校3年生で1年弱頑張って偏差値70で早稲田なんてできると思います? それは佐々木希と結婚して、複数人の女性と浮気をするくらい難しいと思いますよ。