成績別の生徒特徴/当塾の通知簿

成績が上がらない生徒、3グレード

成績が上がらない生徒3グレードのご紹介

最低ランク・・・・分からない問題も〇×をつけて終わり。聞くこともない。聞くと怒られたり文句を言われたりするので面倒だし、分からないところを分かるようになろうという気もないからです。

真ん中ランク・・・・分からないところは聞くが、聞いて納得して終わり。解き直すように言うと、渋々行う。漢字や社会の語句もノートにまとめるが、おぼえようと何回も書く気はない。要するに、お勉強したことに満足感をおぼえる生徒。あるいは、先生に聞いてノートをまとめて形式だけは整え、頭の中はスッカラカンで、お勉強したふりが上手い生徒。過干渉の親を誤魔化す術を身につけているんです。

塾にとっては一番やりにくい層です。親は塾に行って分からないところを聞いて、机の前に座って大事なところをまとめて熱心に勉強しているように見えるので、「悪いのは、そんな頑張っている子供の成績も上げられない塾!」と考えるからです・・・まあ、眼が節穴な親を上手く誤魔化す術を子供はよく知っているということでもあります。

上のランク・・・・分からないところを聞いて、もう一度自分で解くが、教えられた内容を考えて理解する努力はなく、教えられたことの上辺を丸暗記しているだけなので、少し経つと解き方をごっそり忘れる。努力して、長時間勉強しても平均点少し上から成績が上がることがない典型です。

安定して平均点程度の成績を取りますが、自己管理能力はないので、テスト直前のスケジュリングを塾で1教科でも・1分野でも失敗すると、そこをごっそりと忘れられて酷いことになることがよくあります。その結果を見て、塾が真っ青になって親に釈明しないといけないことが起こります。その失敗をすべて塾の管理不足にされて辞められることもあります。正直申し上げて、このクラスの生徒を、毎回完璧にもれなく管理することは不可能です。

成績が上がる生徒3グレード

70点の生徒・・・・問題のポイントは掴むことができます。分からないところを教えても、肝心な本質部分を把握することができる。けれど、漢字や社会の語句を多く間違えてくることが多い。一生懸命努力しておぼえることが嫌いだからです。要するに頭はソコソコ良くて要領もいいんだけれど、本質的に怠け者なわけです。

こういう生徒の特長は、成績が上がったり下がったり繰り返すことです。塾や親に圧をかけられて努力すると成績は上がるんですが、そしたら「オレってデキる子だ!」といい気になってその次はサボって成績が低下する。本質的に怠け者なので、「このくらい努力すれば、このラインの成績が取れる」という努力を維持できない。それで、塾や親に怒られて、次回は頑張って・・・と延々と繰り返し、60点から80点の間を行ったり来たりする。

ということで、塾では一番ハラハラする生徒です。塾では「コイツ、今回はええ気になってるな!」と分かるので怒るんですが、いい気になって天狗になった子供は、次に鼻がへし折られるまでは言うことを聞かないです。安定した成績が取れないので、下がった時に腹立ちまぎれに塾を辞められることも多く、出来れば預かりたくない生徒とも言えます。

80点の生徒・・・・問題のポイントを把握することもできて、分からないところを自分で考え直し、解き直して出来るようにします。漢字や語句もおぼえます。難問は解けませんが、努力して安定した成績を取ることができる。偏差値60の生徒です。中学生では御影高校に進む生徒、高校では甲南から関学に進む層です。

難しいことも聞かれませんし、自分でソコソコ頑張ってくれるので、塾にしたら一番ありがたいお客様と言ってもいいです。進路指導も、自分の状況は認識しているので、塾の指導に沿ってキチンと学習・対策して志望校に進んでくれます。

まあ、不足分は、「ここ一発、死ぬ気で頑張る」ことができないことです。「もっと上がある」と何かを犠牲にして頑張ることはありません。だから、この上のクラスの人間からは「ヌルい奴」という評価がされます。大人になって職場でも変わりません。

もう一つの問題点は、そこそこ学力があるので、「さらに上、もっと上」と「神戸高校!」とか「神戸大学!」とか無理を言って、能力一杯伸ばしている塾に不平不満を持つことが多いことです。正直言って、中学の学習全般・高校の基礎学習レベルで「塾で聞かんと分かれへん!」と言って塾で教えてもらって成績を維持しているこのレベルでは、「さらに上、もっと上」はないです。偏差値60少し、関関同立が限界です。っていうか、関関同立いけたら上等です。

90点の生徒・・・・国立大学に進むレベルにある生徒と言ってもいいでしょう。問題のポイントを自分で考え調べて解決していきます。塾や他人は、その手助けのツールとして利用します。進路指導も、塾や学校の指導を参考に、自分で考えて決めていきます。

ということで、放置しておけば勝手に成績を上げてくれる神様のようなお客様です。目的のために犠牲を払って頑張ることも出来ます。

進学校や進学塾の教師や講師など、一番楽なんですよ。通り一遍の学習を教えて、後は頻出入試問題の解法を教えて、最後には難問の特殊な解法を得意げに教えて、マニュアル通りの授業をしていれば、後は勝手に頑張って成績を上げてくれます。

国立大学に進むような生徒は、誰に教えられたからでもなく、自分で進むんです。

親の問題点

まあ、どの学校や塾でも「成績の上がらない生徒 3つのグレード」と「70点の生徒」の成績を安定してあげるのは難しいです。だって必要なのは学習指導ではなく、性根の改善ですから、今の「暴言も暴力もダメですぅ~」「キチンと教えれば、話し合えば、子供も分かる。」ってな能天気だけで改善するはずはない。

こういう情報を真に受ける方は、いい加減でダメダメになっているレベルの生徒に必要な「躾」と80点・90点のレベルの生徒の指導に必要な「キチンと教えてあげれば成果は出る」ことの差を分かっていないんですよ。

獲物を取ることを躾けるためには、動物でも子供を小突くし、吠えるし、凄みます。動物と同じようなレベルの幼少期や小学校時代の子供に対して、教育業界のアホな宣伝を丸呑みして「怒らない教育」なんかして「躾」もできていないから、ダラケ切って目の前を獲物(入試)が通っても追いかけもしない子供があるわけです。

「怒らない教育」など、「子供に怒りたくない」「子供に怒って嫌われたらどうしよう」と思っている親に、「じゃあ私たちの幼児教室に来ましょう!」「うれしく楽しく、お母さんと一緒にデキる子になろう!」って教育業界が垂れ流している宣伝に過ぎないって分かっていないんですかね?

「いや、あなたはそういうが、怒らないでも立派に育っている子供がいる!」っていう教育業界の宣伝に乗せられているあなた! それは80点・90点の資質の子供の話ですよ。こんなブログを読んで「ウチの子、なんとかなれへんやろか?」と思っているあなたのお子さんには百害あって一利なし・・・ということさえ、今まで育ててきてお分かりになりませんか?

学校の問題

・中学受験が柱になっている小学校では、中学受験塾から解放された子供の遊び場になっている。だから、中学受験しない子供・厳しい塾に通っていない子供では、サボることがデフォルトとして刷り込まれることになっている。その結果、「成績が上がらないグレード」の子供が大量生産され、公立中学では半数以上になっている。「中学受験をした生徒としていない生徒の差/埋められないほど大きい」「公立中学の下半分の落ちこぼれ感がハンパない/落ちこぼれた生徒の見分け方

・進学校では、90点以上の生徒相手に進学実績を出せばいい。80点の子供の進学実績など宣伝にならない。だから90点の生徒だけを対象の授業を行い。80点の生徒は全員落ちこぼれて、70点の子供が進む公立や下位校より酷い大学に進むことになる。

さらに、ほとんどの生徒が理解できない難しい授業をして悦に入る教師が異様に多い。また、理科や社会などで、自分の趣味かと言えるような偏った授業をする教師も結構いる。教師が何をしても90点以上の生徒が、勝手にフォローしてくれて、勝手に国立大学に進んでくれるから許されるんです。「偏差値が上がらない進学校2選」「進学校に進んで、4年半も高校の学習をして、なぜ多くの生徒は関西学院大学にも合格できないのか?」「私が見た最悪の学校指導・・中2で青チャート、高3で白チャートを教える進学校

まあ、80点のソコソコ優秀な子供を、本来なら進める関学なんかに行けないように潰す進学校なんて、極悪ですわな。80点の子供は上位の進学校に進むのではなく、やさしく丁寧な授業をしてくれる少し下の進学校に上位で進むべきなんです。

学校の問題を受けて親の問題2

でも、中学受験塾で進学クラスに入って、「ウチの子はエリート」と欲目にかられた親には、自分の子供が90点ではなく80点だと納得することが難しく、多くは上位校に下位で進学させて失敗します・・・各駅前にやたらめったら作られた中学受験塾の進学クラスなんてまったくもって大したもんじゃないし、その子供たち目当てに拡充した私立の進学クラスもまったくもって大したことはないんですよ。上位の生徒以外はロクでもない進学実績になってるでしょ。当たり前のお話ですよね?

80点の生徒へ親ができる最高の教育は、中学受験で欲目をかかずに関関同立の付属校へ放り込むことです。

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芦屋で500人以上、個別指導20年のベテラン講師が、毎日・全教科、中学生と高校生を指導します。御影高校・神戸高校、関西学院・同志社・神戸大学・大阪大学を目指す特進個別塾です。