迫力のない学習をする生徒は成績が伸びない/自己満足と言い訳のために学習する生徒は成績が伸びない

迫力のある学習とは?

自分の失敗や弱点を克服しようと懸命に努力する姿勢からは、学習に限らず何事においても迫力を感じることができます。

学習でも、暗記が甘くテストで失点した失敗を取り返そうとする生徒は、紙に何度も書き、何度も繰り返しチェックし、おぼえ切れていないところや漏れがないか何度も確かめます。その必死の姿勢を背中から眺めているだけでも、迫力を感じることができます。

数学などで解ききれずに成績が伸びない生徒では、問題集の答えを見ながら解答を書き写すような学習を止めて、独力で最後まで解き切ろうとします。大学入試レベルの学習になると、解法のポイントを自分なりに消化して、なんとかアプローチしていけるようになろうと、自分の経験や知恵から「どうすればいいのか?」「どうすれば解けるのか?」と一生懸命考えだします。その背中からはオーラのように迫力が放たれます。

もちろん、実際に学習しているレベルや内容は人それぞれですが、多くの生徒を見てきてこのオーラが感じられない生徒は、志望校に届かないということです。

自己満足と言い訳の学習とは?

失敗から何も学習せずに、失敗をもたらした安楽な学習を繰り返し、「今日はこの問題集をしました。」「毎日塾に来て3時間勉強しています。」というスケジュールを埋めるための学習をする生徒です。

学習の目的は成績を上げて志望校に行くためではなく、「一応勉強しているから、失敗してもいいよね。」という自己満足と、「失敗したけど、努力したじゃん。」という周囲への言い訳のために学習しているからです。

ノルマを果たしているだけの義務感からの学習からは、塾経営のプロからは「コイツ、やっぱりアカンな・・」という別種のオーラが感じられます。

ということで、塾側は「困難なら成績なんか上がらないから、親にどう言おうか?」という、保身に走るしかなくなります。だって、いくら学習姿勢の改善を求めても安楽な学習と時間潰しに逃げ込んで、しんどい真剣勝負の学習には出てきませんし、ヘタに引き釣り出そうとすると「あの塾分かりにくい。」なんかの難癖をつけて厳しい塾を辞めようとするので、塾側は経営にダメージを受けるからです。

もちろん、どれだけ親身になって丁寧に教えても、脳みその歯車がさび付いて動いていない生徒相手では、成績などピクリとも上げられません。だから、子供を適当に泳がせながら、親に上手い言い訳ができるのが経営の良い塾であるわけです。

その経営の良さから多くの生徒を集められ、その中から素晴らしいオーラを放つ生徒も多く在籍し、彼らの進学実績を引き合いに「ウチはキチンとやってます。出来ない責任はお宅のお子さんでは?」と言えるのが、進学塾や進学校の看板なわけです。

国立大学、有名私立大学、そして中堅高校に進む生徒はいつからオーラを放つのか?

神戸大学以上の国立大学に進む生徒は、高校1年の初っ端からこのオーラを放ちます。数学などでは、自分で考えながら予習を進めます。英文法も理解不足や漏れがないように、何度も繰り返し学習します。

関関同立クラスの有名私立に進む生徒は、このオーラを高校3年の夏休みになってやっと放ちだします。でも、過去の学習不足から70近い偏差値までは届きませんし、国立大学の受験に必要な多くの教科に手が回るわけでもありません。だから私立大学なのです。

と言うことで、当塾の学習指導もこのオーラの放つ時期や量から勘案し、志望大学に沿ったものになります。「高校生の指導 | 特進個別塾ミドリゼミ芦屋校|定額で毎日プロが個別指導 (tokushinkobetsu.com)」私が「普通の能力で神戸大学に行きたいのなら、活動の盛んなクラブ活動なんかには入らずに、1年生から一生懸命学習しろ。」「関学で良いのであれば、クラブ活動OKです。学校生活を楽しんでも進めるよ!」というのは、ただ単にこのことを言っているだけです。

高校入試レベルで、「関関同立に進めたらスゴイ」くらいの中堅の公立高校なんかに進む生徒は、このオーラが中学3年生の冬休みになってやっと出だします。だから、高校3年生の夏休みもノルマの学習しかできずに、あるいは遊び惚けて、有名私立大学にも行けないんですよ。「中学3年の冬休みまで本気を出さない子供たちの将来」だから、中学1年生から塾なんか行かせても成績なんか上がらないでしょ?

後姿を見ていれば、どの大学に進めるかなんて予想できる

何をどう学習しているかなんて高校生になったら分からない親御さんも多いかと思います。でも、机に向かっている子供の背中を見ていれば、「コイツ、真剣やな。」かどうかはすぐに分かります。

親から見て、「コイツ、緩い学習しかできてないんと違うやろか・・」と高校生になっても感じられる子供は、進学校に行っていても、どの塾に行かそうとも、成績は上がりません。上位の国立大学は無理です。親が「それだけ頑張ったんやから、もうエエやないか。お前はよう頑張ったよ。」と言える子供でないと、上位の国立大学など手は届きません。

これが学歴差別の原点です

みなさん、自分の会社で一生懸命仕事をしてくれるだろうと思うのは、どの受験を潜り抜けてきた学生だと思いますか?「勉強する理由 なぜ学歴が大事なのか?」と私が言う理由です。

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芦屋で500人以上、個別指導20年のベテラン講師が、毎日・全教科、中学生と高校生を指導します。御影高校・神戸高校、関西学院・同志社・神戸大学・大阪大学を目指す特進個別塾です。