学習障害激増の理由/怠け者の子供の逃げ道を学習障害に見つける親御さん

ご注意:本当に学習障害でお困りの方や親御様を揶揄しようという意図はありません。

学習障害ではない/怠け者なだけ

とある体験談です。「子供はADHDかも知れない。どうでしょうか?」と親御さんからご相談があったので、少し様子を見ました。

ところが子供の様子を見ても、テストの答案を見ても学習障害の気配はまるでありません。パッと見て分かったのは、漢字や語句暗記がかなりいい加減だと言うことです。一方、好きな科目の暗記はソコソコできています。そのお子さんにお母さんは責めることなく、やさしく接しておられます。悪いのは子供ではなく、中学受験組が抜けてだらけている学校環境だと強調されています。「怒ってはいけない」という今どきの典型的な子育てです。

そして環境に責任転嫁してもらって優しく育てられてきた子供と話をしていると「好きな科目は苦労しなくてもおぼえられるが、他はできない。」と言います。私は「もう中学2年生にもなるんだから、いい高校に行こうとか、いい点数を取らないといけないとか、嫌なことでも頑張るとかという気持ちにはならないの?」と子供に聞きましたが、ただ面倒くさそうに黙っているだけです。やらないといけないことは分かっていても、やらないんです。そして、それが許されてきた。

テストの答案と子供の様子からは、どう考えても学習障害ではありません。優しい大人に囲まれて、怠け癖が身につき、そのまま反抗期に突入して手が付けられなくなっただけです。

体験授業にて本音を聞き出す

様子を見るため、体験授業で子供と1対1になって、私は根掘り葉掘り聞きだし始めました。

「漢字を書いておぼえてるか?」「いいえ。」「眺めてるだけか?」「ハイ」「書かんとおぼえられないのは分かってるか?」「それは分かっています。」「じゃあ、テスト前くらいなぜしない?」「・・・・・」「面倒だからか?」「まあ・・ハイ。」もうね、典型的な公立中学の通知簿3です「当塾のグーグルマップに、このようなバカげた中傷が投稿されました/だらしない子供を肯定して低学力・低学歴・非正規に子供を追い込む悪人たち」。

それで、数学のテストで間違った問題を少し教えてみると、結構スイスイと理解しだします。「これだけ分かるのに、なんでテスト前に踏ん張れないの?」「イヤ・・面倒だから、もう見たくないというか・・」「やらないといけないことが積みあがってくると、見ないようにしてやり過ごすの?」「ハイ」基礎学力がないほど酷くはない、少しマシではあるが、徹底的にだらけている。中学受験の経験も、大人から絞られたこともない典型的な公立中学の通知簿3の中上位です「成績が上がらない子供の暗記・・・写経に挑戦」。

このまともに話が通じる子供がADHDですか? ただただ怠け者で、親がそれを許し、教師や塾が面倒なので放置してきた結果です。「この塾に来たら、そこを徹底的に直してもらうけど、この塾でやり直す気がある?」「・・・・」

体験授業終了時にお子さんを迎えに来られたお母さんに上記のすべてをお話しし、「やる気がなく、甘えているだけです。こんなことでは、ウチの塾に来ても、どこの誰に教えてもらってもお子さんの成績は上がらない。問題は教え方や指導方法にはない。すべてお子さんの側にあります。」とお伝えしました。

学習障害が増えている理由

この数年で学習障害の子供は激増しています。多くの人は「学習障害」が世間に認知され、診断を受ける方が増えたからだと言います。もちろんそれもあるでしょう。でも私は違う要因も大きいと思っています「発達障害の子供/公立小学校で8.8%/親が悪いと思います」。

「褒めて育てましょう」式の親心に付け込んだ親にうれしい宣伝を真に受ける親が増えてきて、小学校時代に子供を甘やかし、気が付いたころには反抗期になってどうしようもなくなっていることが多くなっています。そして、漢字もおぼえる気がないほどだらけ切って、言うことも聞かない子供に対して、親は「学習障害」に逃げ道を見出す。

自分の子供の性根にも、自分の育て方にも問題があるわけではなく、運悪く生まれ持った資質だから仕方がないと親が逃げ道を見つける。医者の方もこのブームに乗って患者を増やすために、ただの怠け者を障害者だと診断することもあるんじゃないのか? 学校の先生も面倒な子供の指導を「障害」と言って逃げる。これが学習障害激増の一因でもあると思います。だから、「公立中学の下半分の落ちこぼれ感がハンパない/落ちこぼれた生徒の見分け方」「中学受験を利用して基礎学力を身につけよう!/指導不可能になっている公立中学の半数の生徒」と書いています。

親以外には一目瞭然

こうして大人の思惑の真ん中で子供はのうのうとだらけて過ごし、低学歴になって条件の良くない就職しかなくなる。すると、すぐに嫌になって仕事を辞めて、最終的に非正規雇用に突入して、30歳になって身動きが取れなくなってはじめて自分の愚かさを知る。だって私立で上半分が抜けた残りの公立で上から8割の生徒に通知簿3が付くんですよ。公立中学で辛抱もやる気もない通知簿オール3では20歳台で非正規が4割近い日本では非正規の道まっしぐらです「コロナで自殺者8千人増 20代女性最多、経済影響か/女子が勉強しなければいけない理由/普通の模試で偏差値50では非正規になる」。

もうね、目に見えるようなんです。誰にでも見えるでしょう。でも親だけには見えないんですよ。恋愛も子育ても「愛情で目が曇る。」ほど怖いものはないんです。その親の愛情に付け込むのが「褒めて育てましょう」式の教育です。褒めて育てていいのは、自制心のある上位10%の子供だけです。

「褒めるときは褒めて、叱るときは叱る。」という子供でも分かることからも目を背けて、親をよろこばせて金を巻き上げるだけのこんなバカな手法をまともに取り合って、最後には学習障害に逃げる大の大人が増えています。

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芦屋で500人以上、個別指導20年のベテラン講師が、毎日・全教科、中学生と高校生を指導します。御影高校・神戸高校、関西学院・同志社・神戸大学・大阪大学を目指す特進個別塾です。