グーグル・アップデート結果、塾側からの情報しか得られなくなりました

グーグル・アップデートの結果、企業サイトしか表示されなくなった

グーグルの検索エンジンのアルゴリズムの調整をグーグル・アップデートと呼びます。最近では5月4日に行われました。今回のアップデートでは、企業のサイトが上位を独占し、個人サイトは検索されにくくなったと言われています。

「いかがだったでしょうか」などで締めくくれられる「まとめサイト」などのワケのわからないアフェリエイト目当てのサイトが、検索エンジンの特性に合わせて大量に作られて検索上位を独占して、時にはユーザーに間違った情報を垂れ流したから、そういうサイトを排除する目的で信用が置ける企業サイトだけを表示して、個人サイトは内容に関わらず排除されたからだと言われています。

このホームページも巻き沿いを食い「芦屋・塾」などの主要検索語句ではまったく検索されなくなりました。ミドリゼミなどの塾名を直接入れないことには検索されません。このサイトも、ブログのような記事も多く、新規ドメインで3ヶ月ほどの歴史しかないので「怪しい個人サイト」と評価されたのだと思います。

業者サイドの情報ばかりで、個人の有益な経験談など調べられなくなりました

AIはコンテンツの内容を評価するほど優秀ではなく、社会的に信頼がある企業や組織か、そうではない個人が作成しているのかというような外面的評価しかできないから、内容など関係なしに「誰が作ったのか」だけで評価したらしいんです。その結果、今回の変動が起こったと言われています。

今回のアップデートは、ネットの情報からでは、雑誌やテレビと同じで、特定の発信者からの情報だけになることを意味します。怪しい個人サイトがなくなった代わり、業者サイドからの情報しかなくなったということです。

だから、こういう塾に行って良かったとか苦労したとか、中学受験をして良かったとかダメだったとか、そういうユーザーサイドからの経験談なんかを見たい場合、まったくグーグルの検索は役に立たないことになります。「中学受験大成功で、灘・東大です。みんな来てね！」という塾サイドの情報しか見れないんです。このことは、教育関係のことだけでなく、闘病から製品評価やレストランの評価に至るまで全範囲に及びます。

面倒くさかったまとめサイトが駆逐された代わり、ネットならではの情報も私達は失うことになりました。

こんなAIで自動運転なんか無理でしょ

youtubeでもコンテンツの内容に関係なく、韓国や中国それにコロナ関係の動画には宣伝がつかないと製作者は嘆いています。こちらは、面倒が起きそうな「中国」「コロナ」などの音声や画像があると、全部制裁対象になったようです。youtubeもアルファベットというグーグルの親会社の傘下です。アルファベットはややこしい情報は、全部シャットダウンするという方式のようです。

youtubeのAIがどれだけアホかと言いますと、美容整形の手術動画をyoutubeで乗せている高須医院の息子が、画像認識AIに流血沙汰の暴力動画サイトだと認識されて制裁されてブチ切れた・・というぐらいアホなんです。もちろん、アルファベットのAIはパチもんではなく、世界最高水準のものです。それで、このくらいアホなんです。血は認識できるが、動画内容はまるっきり認識できないんです。結局、高須の息子はyoutubeにクレームを送り付けて、人手で社員が内容を確認して、制裁は解かれたようです。

こんなAIに車を完全自動運転させるなど、どういうことになるか考えると寒気がします。コロナ以上にステイ・ホームになりそうです。

その結果アメリカで起きていること

以前はまとめサイトで占領され、今度はまともな個人サイトが調べられないというようなあまりにもバカげたグーグルの不備から、アメリカなどではマイクロソフトのBingの利用率が上がってきているそうです。Bingを使うと、まとめサイトに占領される以前の5～6年前のグーグルのようでとても使いやすいからです。このホームページもグーグルで検索してもはまったく出てきませんが、Bingではかなり上位で検索されます。