教科書を読まない子供たち/学校のロッカーなど廃止せよ

子供たちのキレイな教科書

デジタルエイジのこの世の中で、最近の授業は板書が中心です。中には、キレイに板書を写していないノートを提出すると酷い平常点をつけて、いくらテストでいい点を取っていても良い成績がつかない場合もあります。

ですから、子供たちには学校のノートが最も重要なツールとなっています。教科書など読む子供は皆無で、多くの子供は学校のロッカーに放り込みっぱなしになっています。

教科書が一番優れていると思う

私は、教科書が一番優れているから、教科書中心に学習すべきだと思います。だって、教科書は何回ともなく改定され続け、文科省が検閲し続けて出来たものです。一番オーソドックスな、過不足のない解説がしてあります。

最近の教師の板書優先主義は、教科書より良い内容を提供するということより、自分の書いた物を生徒が写してそれを提出させる教師の権威主義を満足させるもの以外には私には見えません。

特に理科の2分野や社会は教科書を学習すべし

理科や社会では記述問題に対応するために、専門用語の解説や用い方は教科書をでおぼえなければいけません。多少でもバイアスのかかった教師の板書でおぼえるべきではありません。入試は、教師のノートではなく、文科省の検定が入った教科書から出題されるんですから。

それに、特に社会などでは、教科書の資料や図表は入試の宝庫です。なぜなら、教科書や板書の事象説明の証拠はその資料に基づいているからです。特に、私立や国立二次の歴史の入試に関しては、教科書の資料から多く出題されます。教科書をまるごと理解できていない生徒は落ちます。

資料の解説などできない板書を写させて、提出させて平常点にするようなノート中心主義を取る教師は、生徒の足を引っ張っていると思います。

私が教師なら板書なんかしない

せっかく素晴らしい教科書があるんですから、教科書を解説し、教師独自のアイデアを書き込ませたほうがよほど分かりやすいし、自分も板書などという面倒な作業をせずに子供と「どこがわからない?」などとコミニュケーションを取って教えやすいと思います。

私の中学の時の歴史を習ったおじいちゃんの教師がそうで、教科書を生徒に読ませて解説していました。あれは素晴らしい授業でした。

私なら学校のロッカーを廃止する

教科書や問題集を学校のロッカーにしまい込ませておいて、生徒は宿題が出ている問題集だけを家に持ち帰っている現状はおかしいと思います。問題集は教科書を学習してから行うものです。

学校のロッカーなんか廃止して、家に持ち帰らせて教科書を読ませるべきです。ロッカーを作るにしても、副教科の教材や体育館シューズ以外は持ち帰らせ学習させるべきです。こういう生徒の身勝手をゆるすところから、最近の公立中学はダメダメになっているんです。

高校なら、受験に関係のない教科はロッカーに放り込んでいていいです。膨大な教科書を毎日持って通学できません。その代わり、数学のチャートや英語や古文の文法の参考書を放り込んでいる生徒など、停学にでもしたらいいんです。

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芦屋で500人以上、個別指導20年のベテラン講師が、毎日・全教科、中学生と高校生を指導します。御影高校・神戸高校、関西学院・同志社・神戸大学・大阪大学を目指す特進個別塾です。