何冊も問題集を学習して成績が上がらない生徒

何冊も問題集を学習して成績が上がらない理由

何冊も問題集を学習して成績が上がらない生徒がとても多いです。熱心に、凄い時間をかけて学習するんですよ。それでもピクリとも成績が上がらない。

こういう生徒の問題集には特徴があります。

それは、できなかった問題にチェックが入ってないことです。だから、何冊問題集をやっても、できない問題はできないまま放置してあるわけです。

そう言う生徒の学習方法

こういう生徒は、問題集を指定された範囲全部やり終えて、〇×をつけ始めます。間違えたところに赤で正解を書き入れ、「できました~」って得意満面です。

課題を終わらせることが目的になって、分からないところを考えることなどないから、こういうアホのような勉強をするんです。

できる生徒は、分からなかったらそこで立ち止まり解説を読み、講師に聞きます。できたと思った問題でも不正解なら、解説を読み、講師に聞きます。だから、見直せる範囲内で少しずつ答え合わせをしていきます。2ページも3ページも進めて〇×をつけるようなことはありません。そして、自分ができなかった問題に「テスト前に見直さないといけない」とチェックをつけます。

デキない生徒は、こういう勉強をやれと口を酸っぱくして言うんですが、しないです。分かるところをするのは労力がかかりませんが、分からないところを考えてできるようにするにはとても労力がかかります。だから逃げてるんです。

何度注意しても治らない

もちろん塾では何度も言いますよ。

「分からないところは立ち止まって、確認しろ。」「もっと少しずつ答え合わせをして、間違えたところをチェックしろ。」って。でも、言うことは聞かないです。

理由は、勉強と同じで、言われたことをすぐに忘れるいい加減な場合。もう一つは、上に書いたように、苦労する学習は嫌なので逃げている場合。多くは、その両方です。いい加減な生徒が、逃げを打って、成果の上がらない学習が身に沁みついて習慣化している。

けれど、やりがいは大切!

と言うことで、学習した充実感だけを求めて、この問題集が終わったから、次はあっちの問題集と渡り歩き、間違えたところにチェックもない、分からないところはそのまま放置してある問題集が積みあがっていくわけです。

それで、「うちの子も頑張ってるのに、なんで成績が上がらないんでしょうか?」なんて、親子で塾に来るわけです・・・どの塾に行っても上がるわけありまへんがな。

学習する後ろ姿ではなく、問題集とノートをチェックしろ!

勉強を頑張っている背中を見て「うちの子も頑張ってる」と上辺だけを見るんじゃなくって、問題集にチェックをしてあるか、その問題を解き直しているのかをチェックしないと、子供は安楽な時間つぶしをするだけになります。まあ、タイムカードで退社時間だけをチェックしているバカな上司も、会社にいましたが同じです、

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芦屋で500人以上、個別指導20年のベテラン講師が、毎日・全教科、中学生と高校生を指導します。御影高校・神戸高校、関西学院・同志社・神戸大学・大阪大学を目指す特進個別塾です。