塾経営者の偏見／日本が韓国に一人当たりのGDPで追いつかれた理由

徴兵制の有無だと思ったりして・・・・

「真剣な学習ができない子供たち／大人の通過儀礼が必要なのか？」に書いた通りでございます。大半のダラケ切った子供たちには、一度「大人の社会の洗礼」「通過儀礼」として、性根を叩きなおす機会が必要だと、多くの子供を個別指導してきて本当に思うのでございます。

だから、全男子に徴兵制という通過儀礼を用意する韓国に日本は負けたんだと・・と思ったりしたいます。半分マジでそう思います。

教育者や学者が私の意見に反対する理由

簡単でございます。

①親に受けのいいこと言わないと、本は買ってもらえないし、講演会にも呼ばれないからでございます。もちろん、現場ではトラブルを恐れて親に優しいことしか言わない。卒業した後は野となれ山となれですから。

②優等生だった評論家や学者の周りには、遅くても高校時代から、早ければ中学時代から、「漢字が覚えられないのは勉強の仕方が分からないからだ。」「中学の基本問題が解けないのは教え方が悪いからだ」「やる気が起きないのは先生との相性が悪いからだ」というようなダラケきってバカなことを言うクラスメートがいなかったからです。だから、世の中の大半の実情が分かっていないのでございます。

もちろん、放っておいてもしっかりとやる人間に職場でも囲まれていれば、余計な管理は創造性を阻害するなど考えるのも当然の摂理でございます。私のようなことをいう人間は創造性を阻害するバカだと思うのは当然です。大企業に勤めていたころの私でもそういうでしょう。私が勤めていた大企業でも、タイムカードもありませんでしたし、有給休暇の日数も決められていませんでした。労働組合さえありませんでしたから。でも、それでつつがなく会社は運営できていたんです。バカなことをする社員はもちろん、サボる社員などいませんでしたから。特に研究所はほぼ帝大クラス以上の院卒が各自専門分野の仕事をしています。一律の管理なんて無理なんですよ。従業員が自主性を持って動けるようにした方が効率的なんです。

だから、１カ月ほど公立中学や中堅公立高校で教育実習でもやらせれば、今の私のように身に染みると思います。

けれど、サービス業の経営者は賛同してくれると思います

しかし、②に書いた「オレ的には頑張ってんねんけど、単語おぼえる気が起きへんねん。」というような若者を雇用しないといけないサービス産業の経営者は私に賛同してくれると思います。ブラック企業として締め上げないと、まともに働きませんから。個人個人に寄り添って指導していたのでは、ゴチャゴチャと各人が都合の良いことを言い始め、管理職は疲弊して、その上組織は崩壊します。一律にブラックな管理が一番有効なわけです。これは、底辺校ほど制服や風紀の管理が一律に厳しいのと同じです。

灘や甲陽の生徒なら私服で通学させても心配はないが、底辺校では厳しく管理しないと何をしでかすか分かったもんじゃありません。私が通っていたソコソコのレベルの大阪の男子校も私服でした。規則は「雪駄と下駄はうるさいから禁止」だけです。それでも問題なんか起きませんでした。唯一先生が怒ったのは、夏の体育の後の授業でみんなで短パン・上半身裸で授業を受けていた時、「男どもが、見苦しんじゃ～」とブチ切れた時だけです。当時エアコンなんてありませんでしたから。

私の結論

GDPを上げるには、偏差値55以下の高校は、1年の夏休みにブート・キャンプに放り込んで、根性を根っこから鍛え直せばいいと思います。ちなみに、韓国の徴兵制は男性のみですが、イスラエルやスウェーデンは男女平等です。イスラエルでは男性並みの兵役が女性にも課せられます。イスラエルやスウェーデンの経済成長率は日本やアメリカはもちろん、男性のみ徴兵の韓国をも大きく上回っています。先進国では、両国ともトップレベルです。男女とも、通過儀礼をくぐった「大人」が社会を構成しているからだと思うのは偏見でしょうか。

「エェ～、女子もですか～」って、言うアナタ。あなた男女平等好きでしょ。就職で差別なんか許せないでしょ。だったら、真の男女平等を受け入れましょうねぇ～。真の男女平等とは、すべての義務を公平に負担する社会の上に成立するんです。「企画部でぇ～、男の人並みの仕事をしてぇ～、でも、接待でオヤジの相手をするのはセクハラでぇ～す。」なんて男女平等があるかい！