ミドリゼミの数学の学習 イントロ

数学の重要性 数学が苦手な子供は文系でも国立大学はムリ

数学は得意不得意の激しい科目です。中学の時に70点と90点だった差が高校に入ると30点と80点に変わってきます。これは入試で壊滅的な結果を生みます。

入試でも、私立や国立の二次では多くの場合5問出されますが、得意な生徒は4問少し、不得意な生徒は2問も解けません。この50点の差は、どんなに他教科に得意不得意があってもひっくり返せません。神戸大や関学で合否ラインにある生徒が、いくら英語に得意不得意があると言っても、一方が90点と他方が40点ということは考えられないからです。でも数学では平気で起こるんです。

数学が受験科目にある国立大学なら、文系理系の区別はありません。私は数学が苦手で国立大学に合格した生徒を見た試しがありません。

数学の学習に全力を!

だから、学校の定期テストで全科目並べると同じくらいの成績の生徒でも、片一方が数学が苦手でその点数を数多くの他教科で穴埋めしてる場合、そして数学が得意で他教科が不得意な場合では、数学の配点が大きい理系だけに留まらず、文系でも後者が合格し前者が不合格になることが国立大学では多いのです。国立の二次は数学の穴埋めができるほど多教科のテストではありません。このことは進学校の内部資料を見てハッキリと確認しています。どの教科も得意な最上位層を除いて、次のランクの得意不得意のあるレベルの生徒では学年順位と進学大学が一致しません。

高校の学習では「総合順位」などより、学習の取捨選択が大切なんです。ミドリゼミは国立を狙う生徒と理系に進む生徒の場合数学の学習に全力を注ぎます。そのせいで英語が多少犠牲になろうが、受験に関係のない社会の勉強時間がなくなろうが、これは絶対の学習方針です。数学が嫌いでそれが嫌なら、最初から私立文系にしたほうが良いです。というか、中途半端な勉強で数学の成績も上がらず、英語の学習時間も取らなければ、入試は絶対に失敗します。数学が嫌で英語と国語の学力が高いのなら早稲田や慶応に行けばいいんです。数学が嫌なら、英語を一生懸命頑張って関学に行けばいいんです。このクラスの大学だと、国立大学との差額分を奨学金で借りても、返還できる就職先にも勤められます。 普段の給与に手を付けずボーナスの一部で返還できます。

数学が苦手なら、高校2年生でキッパリ諦める

逆に、「私立受験」と決めた生徒は、膨大な勉強時間が必要な数学は落第しない程度の学習にスローダウンして、「センター入試」などと変な色気を出さないようにして、英語学習に専念させます(古文も少々)。論理的理解の育成がそれほど必要のない英語の学習は数学ほど時間は必要ありません。これが「関学や関大なら塾から宿題なんて出さない。塾で勉強していれば合格させてみせます。クラブと学習も両立できます。」という根拠です。

総合学年順位など、入試に関係ありません。でも何度言って納得できない、というか理解できない生徒や親御さんについては、全教科相応に対応しないといけません。クライアントの要望に答えるのが私の仕事ですから。でもそういう場合は、学校の成績でもご期待に添えないことが多いです。これほど明快な現状を把握できないのであれば、目的に応じた努力の判断も甘い場合が多いからです。もともと学力が高い生徒を「あれは別。マネをしても駄目。私は頑張らなきゃ。」とも判断できないし、程々の学力で成績の良い生徒がどれほど頑張っているのかも判断できないことが一般的です。

もちろん、高校入試に数学があって、得意不得意と言っても90点と70点の差しか開かないような中学では、数学は全力で勉強させますよ。中学の数学は投げないといけないほど難しくありません。よほどの場合を除いて60点しか取れないのは、よほどの学習不足か、問題と解答丸暗記に走った学習をしていくら頑張っても駄目な場合かどちらかです。クラブ活動ばっかりで勉強してない場合は前者、進学塾で成績が上がらないのは後者です。

次回は、この中学の数学学習から始めます。

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芦屋で500人以上、個別指導20年のベテラン講師が、毎日・全教科、中学生と高校生を指導します。御影高校・神戸高校、関西学院・同志社・神戸大学・大阪大学を目指す特進個別塾です。