読書感想文の書き方/あらゆる文章の書き方の基本です

基本は段落構成

・第1段落/結論の段落  本の内容で感銘したこと、感じたこと、考えたことを書く。長々と書かない。感想や考えなど、長々と書けるものではない。

・第2段落/結論の説明  第1段落に至った論理を書く。第3段落の「例」を挙げながら説明するのも良い。

・第3段落/論理性を正当化する例  あらすじや場面描写などで第2段落の証拠となるものを抜き出す。あるいは簡略化して説明する。

以上の段落で、指定文字数に合わせて伸ばそうとしない。内容が冗長になるか論理的に破綻する。

・第4段落~/論理性を正当化する例の追加  内容は第3段落と同じ。ここでいくつの例を上がるかで、指定文字数に適した長さに調整する。

・最終段落/結論から言えること  本を読んで感じたこと・考えたことから、今後の自分にどう生かそうか書く。

この段落構成は、あらゆる文章で共通

自分の考え→その理由→理由の根拠となる例→今後の方針はあらゆる文章、スピーチで共通する文章構成です。読書感想文がキチンと書ければ、大学入試の小論文など簡単に書けます。

特に入試小論文は、内容を評価されると勘違いしている方が多いですが、「こんなこと考えるヤツは犯罪起こすんちゃうか?」と言うような内容でなければ評価対象ではありません。自分の考えを論理的に述べれるか評価されるだけです。だから、この段落構成ができていればまず落ちることはない。

塾で小論文のトレーニングをした生徒は、医科歯科大学でも受かってきています。私がほとんど代わりに書いた読書感想文は、市か県の金賞を取ったこともあります。

段落構成でまず行うこと

上の構成に従って、何を書き入れるか簡単なアウトラインを作ります。それで内容に齟齬がないか確認して、それから書き始めます。いきなり書き始めると私のブログのようにメチャクチャな論旨になります。

このアウトライン作成に慣れてくると、大体何文字で段落がまとめられるか分かってきます。そうなると、例の段落を継ぎ接ぎしながら指定文字数90%以上の長さに合わせられるようにもなってきます。大学受験の小論文の訓練は、このレベルでアウトラインが書けるようにすることです。

読書感想文の指導

まずアウトラインを書かせ、内容に齟齬がないかチェックします。この段階で段落構成の70%は学習することになります。

アウトラインが決まればパソコンで書きます。書いた後、親や塾で推敲をしてもらい、文章や段落を入れ換えながら、上に書いた段落構成になり、尚且つ論理的に一貫性がある内容になっているか10回でも20回でも書き直させます。

これが、感想文・小論文のマジな当塾の指導です。大抵の生徒はヘバりますので、大学入試で小論文がある生徒以外はマジで指導しません。中学生では、論理展開などまだ分かりませんので、言ってもどうしようもない生徒では、私が子供用に書くこともあります。もちろん、いつも金賞が取れることはありません。

上記のことができる生徒へのおすすめの書き方

クソ面白くもない指定図書など読む必要はない。あとがきを上記段落構成に従ってまとめればそれで終わりです。読書感想文など1時間もあれば書けます。

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芦屋で500人以上、個別指導20年のベテラン講師が、毎日・全教科、中学生と高校生を指導します。御影高校・神戸高校、関西学院・同志社・神戸大学・大阪大学を目指す特進個別塾です。