成績を伸ばすのに必要なブレークスルー

術後の回復が順調なので、ブログを再開します

成績が伸びない生徒は現状に甘んじる

成績が上がらない生徒は、レベルによってやっていることは違いますが、失敗をしても成果が上がらなくても、今までと同じことを繰り返しています。何かを変えようという行動がないのです。それで「どうするんや?」と言うと「頑張ります。」という答えしか返ってきません。

まあ、これは大人でも同じことが言えるんですが、「このまま同じことを繰り返していても成果は出ない。」という考えがないのではなく、なんとなく今落ち着いている状態を続けていくことが考えなくてもいいし楽だから、また続けるということを繰り返しているだけのことが多いです。

大人の仕事の場合はその改善点について他人からアドバイスを貰えることも貰えないこともありますが、子供の場合、特に私の塾のようなプロが教える個別指導の場合、その改善点を教えられるというのが一番のメリットなのですが、いくらアドバイスしても受け取らない子供が多いです。

そういう場合、無理強いすることになるのですが、成績が悪い生徒程、「なんでそんなことをされるのか理解できない」ので反抗が大きいです。

私が成績の悪い生徒を採りたくない理由

その反抗をなだめすかし、時には恫喝し、引っ張り上げるのはものすごく大変で、尚且つ成果が出にくいからです。こういう子供はなぜ強制されるのか分からないし、もともと怠け者です。だから隙あらば元の安楽な状態に戻ろうとします。だから、多くの場合、少し成績を押し上げられたと思えば、子供は「こうすれば得点が上がる」などと考えずに、「楽勝!」と考えて手を抜いてまた成績は下がります。

私が神経をすり減らし、努力に努力を重ねても安定した成果は一向に出ずに、疲労だけが積み重なるということがほとんどだからです。

他の塾でも同じです

もちろん、これはどの塾でも同じです。だから集客力のある塾は、公立校の下半分の生徒を採らないんです。塾経営のベクトルは、下位の生徒の成績を上げるなど無駄な方向には向きません。成績上位者の進学実績に釣られて入塾する下位の生徒は、通り一遍の授業を受けて授業料を搾り取られるだけです。

こういう生徒が大半になる大手の個別指導は、大変な指導は学生アルバイトに丸投げで、教室長や責任者はチラシまきと生徒集めが主な仕事です。丸投げされて「やってられるかい!」とすぐに辞めるアルバイトの補充が次の仕事です。ですから、塾経営のベクトルは「成績向上」にはありません。

この「丸投げ」とは大学生のバイトごときに問題山積みの生徒の成績を上げろということではなく、「成績なんかより、生徒を採り込んでなるべく長い期間辞めさせるな。」というものです。生徒は大学生のキレイなお姉さんやカッコいいお兄さんとお話をして、満足して帰ってきます。私が言う、個別指導塾のキャバクラ・ホストクラブ化です。

ブレークスルーができない生徒が、ブレークスルーする唯一の方法

こういう生徒は学校の成績が悪くても、模試の結果が悪くても、まるっきり堪えません。酷い結果に泣いても、2~3日もすれば元通りです。だから、改善しないんです。

けれど、こういう中学生が、3年の12月の3者面談で「その高校はダメ」と今まではぐらかしていた担任から言明され、そのランクを下げた高校の過去問で合格基準点に達しないとなると、やっと本気になります。それまで3年近く「おぼえられへん」「でけへん」と言っていたことが、入試までの1カ月半でほとんどできるようになります。全ての基本問題を解けるようになって合格してきます。

味を占めて高校に入学した生徒は「今度も楽勝」と、高校でまた遊び惚けます。ところが高校の学習は難しく、3年生になって過去問題を開いたところで中学の時のように追いつくことなどできないわけです。それで、さっさと諦めるわけです。これが、大学3年生の夏にAO入試でFランク大学に書類を送って合格通知を貰う高校生の姿なわけです。

ブレークスルーしている生徒は、勝手にしています

教師や塾がガミガミ言って何とかなるようなことはありません。これだけは本人の資質が頼りだというのは、長い経験から言えることです。

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芦屋で500人以上、個別指導20年のベテラン講師が、毎日・全教科、中学生と高校生を指導します。御影高校・神戸高校、関西学院・同志社・神戸大学・大阪大学を目指す特進個別塾です。