神戸大に行けるか、関学になるか、簡単に判別する方法
関学に行けるには、中学の基本問題で分からないことがないこと
中学校の授業を聞いて、学校の宿題をしていれば、塾などに行かなくても、基本問題で分からないことがないことが、まず関学以上の大学に進める条件です。必死に勉強して難問を解けるようになるかどうかは関係ありません。中学の学校の学習レベルが難しくて分からないようでは、高校の学習など理解できるはずがないじゃありませんか。関学に行くには、少なくとも英国社か英数理で、高校の標準的な学習をほぼ理解できている必要があります。だから、ベネッセの模試で偏差値60程度なのです。
したがって、公立中学の通知簿では、それほど頑張り抜いていなくても、4以上で並んでいることが条件です。通知簿4は上と下の差が大きいですから、上の方の4です。時々3に落ちる4ではダメです。
関学に行けるかどうかの分かれ目
高校で配られた受験科目の参考書や問題集を真面目に学習して、分からないところがないようにすること。この一点です。関学の入試問題は学校の参考書ができていれば十分解ける頻出問題です。特別な受験対策も、当別な予備校でしか学べないことも、何も出題されません。「関西の有名私立大学の数学はチャート式レベル」の通りです。
要するに、クラブの後、毎日2時間ぐらいは一生懸命勉強する。もちろん、週に1回や2回、友達と遊びに行って「今日は出来なかった、エヘッ」はかまいません。でもその分、他の日は真面目に取り組もうという心構えくらいは必要です。
まあ、その程度の普通の高校生であれば合格できます。関学が名門になっているのは、今のダラケ切った高校生にはこの「普通」のハードルが高すぎるからです。「高2生、3割が勉強時間ゼロ 希望進路で差、文科省調査」の通りです。
神戸大に進めるか、関学止まりか
最初の条件を余裕で満たした生徒が、高校に入って「死にもの狂い」で学習できるかどうかの一点です。毎日家に帰ってきて3時間自己学習、1~2時間学校の復習や宿題という学習を高校1年生から2年間、高校3年生からはそれ以上の学習を続けられるかどうか、それだけです。これ以上学習時間が少なければ、このレベルの生徒では絶対に学力・実力不足になり、神戸大学には届きません。多くの場合、クラブ活動などご法度です。「教師の無責任な一言で失敗した優等生の大学受験」の通りです。塾のHPにも書いています。「高校生の指導」
この努力ができるか、その努力をする覚悟があるか、それが神戸大に進めるかどうかの簡単な判別方法です。・・・アッ、ここで「でも・・」とか「クラブが大事で・・」とか言い訳を言うヤツはそれで終わりです。絶対にムリです。
だから、模試を受けて偏差値を見る前に、高校で勉強を始めた時点から、まともな塾講師にはまる分かりなんです。
教師の邪魔で受験に失敗する王道
ところが、学校の先生はクラブ活動が義務みたいに言ってくるんですよね。そして「勉強が・・」とか「受験が・・」とか言うと、「クラブ活動をして、いい大学に行った生徒もいっぱいいる。ウチは文武両道。」なんかアホなことを言ってくる。もちろん、勉強しなくても成績の良いヤツは少数いますよ。「京都大学や医学部に行けるか簡単に判別する方法」で書いたサムシングを持っている天才系です。けれどコイツらにしたって、もっと頑張っていれば、京大が東大に、大阪市大の医学部が神戸大の医学部になっていたんです。
自分の能力も分からず、なんとか神戸高校に滑り込んだ程度の生徒が、勘違いしたエリート意識を持って、そこでこういう教師のたわごとを聞かされて勘違いするんですよ。それで模試で変な偏差値を取っていても「なんとかなる。」が彼らの合言葉です。エリートですから・・・意識だけ。神戸高校合格ごときのチンケなエリートなんかでは、上位の国立大学はなんともなりまへんで。
甘ちゃんには、上位国立大学はムリ
神戸高校でも神戸大以上に行くには上位2~3割にいないとダメなのは、大学進学実績を見たら誰にでも分かることです。高校3年生でクラブ引退してから追いつけると思うのだったら、頑張りましょう。びりギャルならぬ、「偏差値50からの大逆転、意識だけエリート」ってのがいたら、後学のため聞かせてください・・・アッ、こういう生徒は浪人してもダメです。考え方が根っこから甘いんですから、現役時代と同じ失敗を繰り返すだけです。
関学と神戸大に大きな就職格差がある理由
景気のいい時は関学でもソコソコの企業には勤められます。ところが、一旦景気が悪くなると、関学と神戸大の間には凄まじい就職格差が生まれます。関学が何十社もエントリーシートや形だけの面接だけで断られる状況で、神戸大の学生は直接人事から連絡がきて別途面接などの運びになることも多いです。理系の修士では、採用部門の研究室などの室長や課長から直接連絡が来ます。人事なんかでは専門能力の見分けつきませんから。
そもそも、集団のリクルートや面接など、「一応採用試験はしました。学歴で落としていません。」というアリバイみたいなところがあります。もし同じリクルートの会場に行っても、神戸大などの上位国立大と私立大では、最初からグループ分けされていることも多いはずです。
上に書いたように、甘い考えを持たずに努力できることを学歴が証明しているからです。雇用してみても、その通りだったからです。「勉強する理由 なぜ学歴が大事なのか?」の通りです。